2018年11月28日水曜日

ゾンビのようなOneDrive(その3)

(その2)で書いた問題点が分かってきた。

例えばWin10にUSER1でサインインし、そのままシャットダウンする。その後再度PCを立ち上げAdministratorでサインインする。このときタスクマネージャでユーザを見ると何故かAdministratorの他にUSER1もサインインしている。だからAdministratorをシャットダウンしようとすると「他に使用中のユーザがいる」と言われてしまう。

つまりサインアウトした筈のUSER1がシャットダウン後もゾンビのように生きているんだ。当然USER1のシステム関係のファイルは使用中になり削除できない。じっさいUSER1をシャットダウン、Shift+シャットダウン、再起動の何れで止めても、再度PCを立ち上げるとUSER1はゾンビのようにサインインしている。

色々やった結果、USER1ゾンビを成仏させるには USER1でサインイン中に「サインアウト」をやるしかない事がわかった。

やはりWindows10 1803からこの現象は出始めたようなので、1803で仕様が変わったのだろう。OneDriveを生かすための変更だと思う。勝手に仕様変更し新機能を押し付けてくるMSのいつもの独善的なやり方だから驚かないが、とっても頭にくる。

【その後・・・】
ネット情報によるとこの現象は1709から導入された機能のようで、うちでは1803から顕在化した。さらに次のように設定することで防げることが分かった(ユーザごとの設定が必要)。
・「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」→「サインイン情報を使用してデバイスのセットアップを自動的に完了し、更新または再起動後にアプリを再び開くことが出来るようにします」を【OFF】にする。

しかしこの設定の意味や副作用を理解・説明できる人はいないだろう。またうちのようにリモートで多くのアカウントを管理している場合は個別にサインインが必要なこの設定方法は使えない。




2018年11月15日木曜日

ゾンビのようなOneDrive(その2)

OneDriveがまたやってくれた。
Windows10上のアカウントをリモートで管理しているが、アカウントを削除できないんだ。
Fall Creators Update(1709)まではうまく行っていたんだがApril 2018 Update(1803)になってから時々原因不明のエラーが出て終わるようになった。
削除手順はアカウントの削除、フォルダの削除、レジストリの削除を行うんだがユーザの一部ファイル(複数)へのアクセスが拒否され、フォルダの削除がエラーで終わる。当然削除できていない。

エラーメッセージを見るとユーザのAppDataフォルダ内のOneDrive関係ファイルが噛んでいるようだ。 たぶんOneDriveがユーザのドキュメントの変更を裏で監視していてCloudと同期をとっている(カラクリが生きている)んだろう。アカウントはすでに削除が済んでいるので再起動してやればフォルダを離してくれるだろう。うちではOneDriveは一切使っていないので何も問題ない筈だ。

再起動したら案の定、ユーザのフォルダはフリーとなり削除できた。しかしこれではリモートでの作業はできなくて、60台を作業するにはやたら手間がかかるうえに作業手順が幾つか増えた。

こういうのを小さな親切、大きなお世話と言うんだろうなぁ。

ネット情報もOneDriveの提灯記事ばかりで、OneDriveは便利でこれを使わない選択はあり得ないみたいな内容である。何なんだろうねぇ?

あと、前に報告したコンピュータ名の大文字小文字を区別するようになったのもLinuxなどWindows以外でもこのカラクリを使えるようにするため、つまり囲い込むための変更だった可能性があるなぁ・・・とっても迷惑なんだけど。