2015年6月28日日曜日

TR5822のOCXO化(その2)

今日はとりあえずOCXOを組み立てた。OCXOのピン間隔が基板と合わない。変則的なピッチになっている。仕方が無いのでドリルで穴を広げた。
あり合わせの基板やコネクタ、金具でこんな感じ。

後はDC-DCコンバータの到着を待つこと。

それより気になるのは線材。古いので酸化してハンダがうまく乗らない。イモハンダじゃあ恥ずかしいしねぇ。

その3へ続く。

2015年6月23日火曜日

ねじばな、咲きました

職場で咲いてました。別名もじずり。花が終わる頃には梅雨も明けるか・・・。


たまにはこういう話題もいいのでは。

2015年6月20日土曜日

TR5822のOCXO化(その1)

オークションで入手した周波数カウンタ(TR5822)の精度がどれ位あるのかRb発信器の周波数を測定してみると、約22Hz位ずれている。

これがあまり動かなければ調整するんだけど、時間とともに徐々にドリフトして1日経つと数Hzになる。いちばんいやな動き方だ。昔買った秋月の無調整カウンターキットの方がよっぽど安定している。

もちろんRb発振器の10MHzを外部クロックに入れればバッチリなんだけど、Rb発振器を頻繁にON/OFFする使い方も考えものだしねぇ。

Rb発振器を入手する前に手に入れたジャンク基板に乗ったNDKのOCXOを調べてみると、こちらは15~30分通電すると周波数が安定してピタッと動かなくなる。調整すると1Hz以下に追い込める。
やはりOCXOは素晴らしいねぇ。

TR5822の基準周波数をこのOXCOから供給したい、と誰でも思うだろう。
これを箱に入れて外部クロックにするか。でもTR5822の可搬性が悪くなるしなぁ。


ネットで拾ったTR5822の古い配線図を見ると、基準発振器は水晶を使ったTr発振器であり調整はトリマーコンデンサ。 こんな普通の回路を使うなんて周波数測定器としては気に入らないな~。現物を見てもバージョンアップされてはいるが基本的に変わらない。 

ちなみにTR5823Hだと基準発振器はOCXOになっていて電源は-12Vが供給されている。

ん?、-12V?。

確かに-12V。 配線図をよく見ると、OCXOを+接地の-12V供給で使っている。もちろん出力もマイナスの出力が出てくるがコンデンサで直流を切ってあるので問題無い。しかも両機とも発振器以降は回路が同じ。・・・こりゃいけるカモ。

ということで改造に取りかかることに・・・ TR8523Hの場合、整流出力の-25Vを3端子レギュレータで-12Vにしているから先ず-12Vのレギュレータを買ってこないと。
(しかしこの発振回路基板、4ピンコネクタの電圧が-25V、GND、TTLレベルの出力(本体側は74LS14で受けている)、+12Vとすごい事になっている。-25Vのリターン(GND)に10MHz出力のシールド線を共用してるってどういう事?接触不良やショートでもさせたらメイン基板が吹っ飛びそうで怖い。コストダウンの性なのかマズい設計だよね。ちなみに-25Vと+12Vは電源トランスの出力をブリッジで整流し電解コンデンサをかませただけ。それぞれ-12V、+5Vのレギュレータを通して使うようになっている・・・と言う事は半分は熱になるって事・・・動かすと確かに熱い)

その後 ⇒ 入手していたOCXOを基板から外して調べてみるとシールドケースとGNDが接続され、+接地では使えない事が判明、-電源から+12Vを作るDC-DCコンバータが必要となった。実際の回路を計ってみると整流しただけの-25Vから+12Vを作る必要があり、OCXOは最初は130mAくらい食うから絶縁型のDC-DCコンバータが必要。シリーズレギュレータよりコンバータの方が効率も良さそうだし好都合かも(効率50%⇒75%)。
 こういうコンバータって秋月にも売ってるけどオークションにも安く出ている。

 ところで、TR5822の発振回路は電源SWがOFFでも電源が供給されて、発信を続けている事が判明(いじるときはコンセントを抜かないとね)。プロの測定器としては当然かもしれないけど、可搬型ではどうなのかな?

その2へ続く。



2015年6月13日土曜日

33120aが771だったとき(その4)

 第一回目の較正に納得できなかったので、再度挑戦することにした。

 マニュアルによると、出力アンプの周波数特性を改善する調整があるとのことで、さっそくケースから本体を取り出して出力段のACバランスの調整を行う。DMMを見ながらテストポイントの値を5mV以下に調整するんだけど、どうやっても7.9mV迄しか下がらない。
 どこかおかしい。基板をよく見ると、ん?トランジスターを交換した痕跡が2カ所ある。配線図で確認すると対になっているPNPとNPNを両方とも交換している。

おまけに交換後にフラックスを清掃していない。開けたついでの、ものは試しと清掃してみると、何とバランスが基準内の4.7mVまで下がっている。

やったね。

しかし、この程度で変わるとは、やっぱり測定器は精密機械なんだね。
再び較正すると、こんどは周波数補正もちゃんとできた。

やはり三角波やランプ波の実効値には不安があるけど、まぁとりあえず当面これで良しとしよう。

そう、較正を途中で止めるとやっぱりERROR表示になった。較正は時間かかるけど一気にやらないとね。



2015年6月12日金曜日

33120aが771だったとき(その3)

 とりあえず33120aの較正にトライしてみた。較正には真の実効値が計れる測定器が要るんで、オシロの計測機能を使ってみたけど数字が安定しないし桁数も不十分。手持ちのDMM(R6441A)じゃあ三角波や方形波の実効値は計れないしなぁ。
 周波数特性の較正がうまく行かなかったけど較正データを書き込んだらエラーが消えた。
他にやることもあるし、とりあえず今日の所はこれで良しとしよう。

2015年6月7日日曜日

33120aが771だったとき(その2)

較正データのチェックサムエラーは、ハードエラーでない限り再較正で直るようだ。

フラッシュメモリーには較正の回数が記録されている。
マニュアルには2年に1回は較正するように書いてあり、較正記録が5回だからこれまでちゃんと管理されてたのだろうと思っていたが、マニュアルをよく読むと、フルセットの較正を1回行うと記録は86回ほど増えるらしい(較正ポイントを書き込む毎に1ずつ増える)。

と言うことは、これまで較正されたことはなく、5回ほど試して失敗したってことか。
或いはフラッシュメモリーが異常なのか。

 う~ん、暇になったら試しに較正するしかないね。

2015年6月4日木曜日

33120aが771だったとき(その1)

念願のAgilent 33120aをオークションで手に入れた。
電源を入れてパネルを見るとセルフテストはパスするんだけどERRORの表示が残ってる。



オシロで見ると波形はちゃんと出てるし、アマチュア的には問題無いんだけどね。
数MHzを超えると振幅が少し減る傾向なのが気になるくらい。

エラー記録を表示させたら771とかで、マニュアルを見ると較正データのチェックサムエラーらしい。

配線図を調べるとAM29F010というフラッシュメモリーに入っているデータの異常という事になる。


さあ、この先どうしようか。