2015年6月13日土曜日

33120aが771だったとき(その4)

 第一回目の較正に納得できなかったので、再度挑戦することにした。

 マニュアルによると、出力アンプの周波数特性を改善する調整があるとのことで、さっそくケースから本体を取り出して出力段のACバランスの調整を行う。DMMを見ながらテストポイントの値を5mV以下に調整するんだけど、どうやっても7.9mV迄しか下がらない。
 どこかおかしい。基板をよく見ると、ん?トランジスターを交換した痕跡が2カ所ある。配線図で確認すると対になっているPNPとNPNを両方とも交換している。

おまけに交換後にフラックスを清掃していない。開けたついでの、ものは試しと清掃してみると、何とバランスが基準内の4.7mVまで下がっている。

やったね。

しかし、この程度で変わるとは、やっぱり測定器は精密機械なんだね。
再び較正すると、こんどは周波数補正もちゃんとできた。

やはり三角波やランプ波の実効値には不安があるけど、まぁとりあえず当面これで良しとしよう。

そう、較正を途中で止めるとやっぱりERROR表示になった。較正は時間かかるけど一気にやらないとね。



0 件のコメント:

コメントを投稿