第一回目の較正に納得できなかったので、再度挑戦することにした。
マニュアルによると、出力アンプの周波数特性を改善する調整があるとのことで、さっそくケースから本体を取り出して出力段のACバランスの調整を行う。DMMを見ながらテストポイントの値を5mV以下に調整するんだけど、どうやっても7.9mV迄しか下がらない。
どこかおかしい。基板をよく見ると、ん?トランジスターを交換した痕跡が2カ所ある。配線図で確認すると対になっているPNPとNPNを両方とも交換している。
おまけに交換後にフラックスを清掃していない。開けたついでの、ものは試しと清掃してみると、何とバランスが基準内の4.7mVまで下がっている。
やったね。
しかし、この程度で変わるとは、やっぱり測定器は精密機械なんだね。
再び較正すると、こんどは周波数補正もちゃんとできた。
やはり三角波やランプ波の実効値には不安があるけど、まぁとりあえず当面これで良しとしよう。
そう、較正を途中で止めるとやっぱりERROR表示になった。較正は時間かかるけど一気にやらないとね。
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