2019年12月8日日曜日

九州の石橋をたずねて


 うろ覚えであるが、その番組は「石の譜」みたいなタイトルであったかと思う。昭和50年(1975年)頃、上京して大学に通っていた時の話である。九州に多い石橋と肥後の種山石工を特集したNHKの番組であった。
 昭和52年7月に地方出版物を扱う八重洲ブックセンターが東京駅八重洲口近くに開店し、興味本位で見に行ったところ「九州の石橋をたずねて(前編・中編・後編) - 山口佑造著」という本に出合い、何故か気になって購入し今に至る。当時老後の楽しみに、と考えたかは定かでないがその後の何度かの引っ越しでも手放さずに持って回った。

   

 著者の山口佑造氏は昭和35年当時諫早市役所の職員で水害で損傷した諫早眼鏡橋移築の監督責任者だった人である。その後氏は石橋に興味を持ち九州をはじめ日本中の石橋を調べて回られているようで、次の分布図のとおり熊本、大分、鹿児島、長崎県に多いようだ。

 これまで私が積極的に見に行った石橋は通潤橋だけである。そのほか秋月眼鏡橋や洗玉橋などは偶然通りかかった訳であるが老後となった今、楽しみの1つとして挑戦するのも悪くないと思っている。ただし出版後半世紀近く経過しており、本で述べられた橋がどれくらい残っているのか分からない。
 とりあえず附表の石橋のリスト407件をExcelに入力したところである。


〔その後〕
 山口佑造氏は「日本の石橋を守る会」の初代事務局長を務められ、2002年に亡くなられているが「日本の石橋を守る会」の活動は継続しており年2回の会報を発行しているようだ。日本の石橋を守る会のWEBで全国に(レンガ作りを含め)数多くの石橋がある事、及びそのリストが掲示されている事がわかった。

2019年11月24日日曜日

NanoVNAが来た

 以前からVNA(Vector Network Analyzer)が喉から手が出るほど欲しかったが本物はやたら重くて高価、マンション暮らしでは置く場所も無いためオークションでも手を出さなかった。一方有志にて近年の技術で集積した幾つかの小型VNAが発表されていたが、すでに頒布が終わっていたり、測定周波数の上限が私の希望する3GHzまで計れないため対価的に釣り合わず二の足を踏んだままだった。
  そんな中、偶然YouTUBEでNanoVNAの存在を見つけた。調べてみたらその道ではすでにかなり有名になっているようである。しかも価格も超手頃(\6K~)、Amazonでも取り扱っているため上限周波数(900MHz)には目をつぶり早速購入した。

 届いたVNAは中華物でクレジットカード大(厚さ15mm程度)の本体とUSBケーブル、SMA-M SMA-Mケーブル(33.5cm)×2、較正用負荷(解放、短絡、50Ω)、SMA-F SMA-F中間コネクタ、そして収納ケースだけで説明書が無い!!! メーカー名も装置の型番も無い。
本体は基板3枚で構成されており、表と裏の基板には部品は搭載されておらずシールドの役目を果たしているようだ。真ん中の基板は3層のようで真ん中にシールドの役目のGNDを挟んでいると思われる。横にはSMA-Fコネクタが2つありそれぞれCH0とCH1と記されている。そのほかUSB-Cコネクタと電源スイッチ、レバースイッチがある。

 ネットで検索するとNanoVNAに関する雑多な情報が出てくるがどれが本家か分からない。Amazonで色々売ってるが型番が無いので私が入手した物とハード的に同じなのかも分からない。
 そんな中で簡単な説明書(User Guide日本語訳)を見付けた。その最初に「edy555さんの資料に基づき(hugen79版の)NanoVNAをデザインした」と書いてある。それでedy555さんを調べると、私が以前キットを購入した事のあるTT@北海道さんではないか。要するにTT@北海道さんが設計・製作したVNAキットが元になってるようだ。そしてhugen79さんが回路に手を加えバッテリー管理を追加しPCBボードを再設計したらしい。図面やソフトが公開されているから中華物のクローン(コピー商品)が出回ってるのだろう。調べると高周波部のシールドの有無やバッテリーの有無等のバリエーションがあるらしく、私が入手したものは両方とも「有り」だった。そうは言っても基本的な回路は同じでファームウェアは共通に使えると考えたい(ただしNanoVNA-Fは別物らしい。少なくともMPUが違う)。

  とりあえず説明に従ってキャリブレーションを行ったが、今後色々試してみたい。とくにスミスチャートが見えるのは素晴らしい。表示色は黄色がS11の振幅、緑がスミスチャート、青がS21の振幅、紫がS21の位相のようだ。振幅は対数スケールである。なおS11やS21の詳細についてはネットで「Sパラメータ」を検索されたい。蛇足だがS11はCH0から出力された信号が反射されてCH0に戻ってくる割合、S21はCH0から出力された信号がCH1へ届く割合で何れも複素数(振幅比と位相差を表す)である。

 VNAは必ず測定に使うケーブルを接続した状態で較正する必要がある。900MHzだと20cm延長しただけでスミスチャートを1周するくらい変化するし、長さ2cm程度のSMA中継コネクタを追加しただけで結果が異なる。較正後に短絡したコネクタを接続すると Γ=0 となり、50Ωのコネクタを接続すると Γ=1、解放したコネクタを接続すると Γ=∞ となって機能は正常のようだ(ちなみに Γ はガンマと呼ぶ正規化インピーダンスの事で通常50Ωを基準とした値(複素数)である)。この写真は最初に較正したあと付属のケーブルの先端をオープンにした状態で撮ったもので、本来は Γ=∞ となるはずだが Γ=2 あたりに集中している。これは較正の前にパラメータをリセットしなかったため誤って較正された時のものだ。
 〔参考〕スミスチャートは周波数によって変化する Γ を特殊な座標系の複素平面上にプロットしたものだ。この Γ を使うと(複素)反射係数 r は r =(Γ-1)/(Γ+1)で表され、r の大きさは円の中心(r=0)から外周(|r|=1)まで同心円状に広がる。そして定在波比は SWR=(1+|r|)/(1-|r|) で求まる。つまり円の中心にあれば整合( SWR=1)、 外周上にあれば全反射( SWR=∞) となる。

 較正がうまく行ったので次はファームウエアのアップデートに挑戦した。最初に搭載されていたファームウエアはバージョン0.1より前のものでファームウエアを書き換えるDFU(Device Firmware Update)モードの設定がメニューから出来ない。DFUモードにするためにはP1ジャンパーをショートした状態で起動する必要がある。そこでDFUモード設定用ジャンパコネクタとバッテリー電圧取り込み用ダイオード(D2)をNanoVNAの基板に半田付けした。

P1は高さ6mm程で上の基板にぶつかるため5mmほどにカットした。それでもジャンパは挿せないが必要な場合は外からワニ口クリップでショートさせる。D2はMPU(STM32)のVBAT端子にバックアップ電源を供給するのに使い、100mV供給すれば画面で電池マークを表示するらしい。一方バッテリー電圧低下は別途電源ランプのフリッカーで知らせるようになっているのでこのダイオードの種別にあまり神経質にならなくても良いようだ(最新のファームウェアでは画面にバッテリー電圧を表示でき、さらにD2の電圧降下分を補正できるものもある)。
 次にPCにDfuSeDemoをインストールしてNanoVNAのファームを出たばかりのバージョン0.5.2にアップした。しかし何度較正してもグラフがメチャクチャで話にならない。
 
  バージョン0.4.0に落としても同様であった。
 結局バージョン0.3.1まで落としたら一旦はまともに動くようになったが色々他のバージョンを試しているうちに再びダメになった(下図)。
これは一見まともそうだがスミスチャートが中心に縮まって全く広がらない(S11が低い)。コピー商品には性能を満たさないものも含まれているらしいので最初は本家とはハードウェアが違うのかもしれないと考えたが、過去にうまく行ったこともあったからソフト、特にコンフィギュレーション情報の問題だろう。

 ここに同様の事例が報告されており、作者(edy555)から「try command 「clearconfig 1234」after flashing」とのコメントが掲載されている(後で分かった事だがここで言うflashingとは(洗浄する事ではなく)ファームウェアを書き込む事らしい)。ネットで検索するとUSB接続でコンソールコマンドが使えるようだ。私の場合NanoVNAはCOM5に接続された。
TerraTermでCOM5に接続してみると、  などと多くのコマンドが使えるようだ。
 そこで 「clearconfig 1234」を入れながら何度かファームをアップしてみたがダメだった。やはりクローンのハードに欠陥があるのか、或いはclear出来ないコンフィギュ情報があるのか(初期のバージョンでは clearconfig の代わりに DMR-CLEAR_MEMORY_DFU.dfu というファームを書き込むことでコンフィギュレーションを初期化したみたい)。
  さらに検索すると他にも事例が報告されており、色々試した結果、最後にQRP73氏が公開している「NanoVNA-Q-0.4.1-5bc0bde」というファームを見付けた。氏曰く「It has extended hardware check and if there is some problem with your hardware you will see it on display」という事でハード(si5351というPLL)のチェックを入れたファームみたいだ。安物のsi5351では300MHzまで発振できないらしい(si5351のカタログ上の上限は200MHz)。とりあえずこのファームを入れることでバージョンを 0.4.1 に上げることができた。
 その後 NanoVNA-Qは0.4.2、0.4.3、0.4.4とバージョンアップされたが何れも駄目で結局0.4.1に戻して使っている。折角なら最新バージョンを動かしたいので、いずれソースコードを見ることになるのかなぁ。或いはチェックで撥ねられた不良MPUを使っているのか。

 NanoVNAの測定上限は900MHz迄という仕様だが、バージョン0.1以降のファームを入れると上限周波数は1500MHzまで設定できる。しかしキャリブレーションしても1200MHz程度迄しか安定して計れないようだ。

 手持ちのエアバンド用受信フィルタ(AORのABF128-SMA)を測定してみた。中心周波数は116MHz付近にあり、その辺で整合しているようだ。
 
 ところで以前AMAZONで購入した中華物の黒色の高周波ケーブルはSMA付きの単なるシールド線だった経緯があるので今回添付されている名無しのケーブルが気になった。試しにGigaSt-v5で手持ちのHPのケーブルと比べてみると2GHz以下では1dBも差が無かったので良しとしよう。しかしそのうちテフロンケーブルに変えるつもりである。
良いおもちゃが手に入った。



2019年10月24日木曜日

ロト6は攻略できるか(その2)

 前回は統計的に当選数字の組み合わせを探ってみたが、結果は大数の法則に従って平均値に集束するのみである。一方世の中には色々な攻略法なるものが提示されている。
 YouTubeで見た主な攻略法は過去数回の当選数字をもとに次回を推定するというもので直近に出た数字、或いはその近傍、或いは最近出現しなかった数字等を使うものである(ここでは引き寄せとか前兆とかのオカルト的な話はしない)。
 局所的な偏りが分かれば当然当選確率は上がる。しかし真の偏りは未知なので適当に推定するしかない。当たるも八卦当たらぬも八卦、それが攻略法なのだろう。
 ロト6を買うにはクイックピックといって「お任せ」で選んでもらう方法もあるが 以前試したところ大数の法則通りほとんど当たる事は無かった。やはり自分の意志で1から43の中から6個の数字を選ぶ必要がある。実際にロト6の申し込みカードを前にしてどの数字に千円を賭けるべきか、どの数字にマークを付けるべきかは無心では出てこず、(外れた場合の言い訳にもなってくれる)何らかの拠り所が必要である。

 各数字の出現頻度(確率)の変動を見てみた。第1回から50回ごと及び全区間の各数字の出現確率を色分けしてみた(赤が高く青が低い)。なお、ボーナス数字を含むので平均値は約16%(≒7/43*100)である。全区間で見るとほぼこの数字に落ち着いている。
一方この表から局所的には特定の数字がバースト的に出現している場所や殆ど出現しない場所があるように見える。これらをうまく推定できれば当たる確率は上がる。一方最近43の出現確率が高かったが、今後も続くようには思えない。もし狙うなら5など過去2回で確率が上昇している数字を選ぶのかな。

 試しに最近出た数字をExcel表にして見てみた(黄色が本数字、緑がボーナス数字)。この表を個人的にMAPと呼ぶ。
  MAPを見ると升目が縦に繋がったり斜めに繋がったりしていて、過去の数字と何か関連しているように見えなくもない。1415回から1419回にかけての1~5の連続は偶然とは思えないほど見事である。またこの表で4回も出現している数字(2,21,25)や一回も出現していない数字(6,18,29,30,38)もある。結果を見れば偏りはある。

 ある回に出現した本数字(ボーナス数字は含まない)が前回とどれほど関連しているのか調べた。本数字の近傍(±1の範囲)、一つ小さい(-1)、同じ(=)、1つ大きい(+1)場所に前回の本数字がある場合の数を数えてみた。これを近傍表と呼ぶ。
近傍表を見ると、当たった数の近傍を選ぶと次回に上手く当たる事もあるがそうでもない事も多い。この表には無いが全当選数字を調べたところ第148回、247回、514回、1376回は=の欄が4であり、前回と同じ本数字を選択しても4等に当たっている。しかしこれは350回に1回程度の確率だ。=が3のケースは24回あるので60回に1回程度の確率で5等に当たっている。一方、近傍の数が小さい(特に2以下の)場合は直前の数字を使った攻略法は当たらない事になる(近傍の平均値は2.2程度である)。
 試しに前5回分の当選数字をそのままマークしたらどうなるのか調べると、これまでに5等が165回、4等が11回出たことになった。ちなみに過去の何れかの本数字を使って当選できたケースは3等が35件、2等が1件あったがこれは確率が低く攻略法には使えそうもない。

 MAP上で互いに隣接した複数の升目(横軸:抽選数字、縦軸:回別)から構成される過去のパターンを抽出し、類似のパターンが出現しそうになった場合に次回に出そうな数字の出現確率を算出するプログラムを作った。以下はWrap Mode(MAPを筒状に曲げて数字が環になっていて43の右が1に戻る)で処理した結果である。 1420回までのデータ(ボーナス数字を除く)を使った処理結果は次のようになった。
抽出されたパターンは全部で1852個あり最大で18個の升目で構成されている。パターンは386個に分類され、未解決の(1421回目に続く可能性のある)パターンが2個ある。
 1個目は(1418,21)(1419,21)(1420,22)と繋がるもので、過去に12個の類似パターンがあり次回1421回目は21か22(特に22)が出る可能性が高い。⇒結果は×、確率の低い23が出た。
 2個目は(1420,1)(1420,2)というパターンで90個の類似パターンがあり次には43又は1~3が出る可能性が高い。⇒結果は〇、最も確率の高い2が出た。
 この方法は、2個以上連続したパターンを抽出するものなので孤立して出現するようなパターンになっていない数字は選べない。また遷移表の数字が低い回別ではパターンがあまり繋がらないので使えない。従ってこの方法は出現確率など他の方法と併せて補助的に使うことになろう。

 ここで、各本数字の出現の間隔が全体でどうなっているのか調べてみた。次の表の横軸が本数字、縦軸が空白の長さ(連続して選ばれなかった回数)で空白が0とは連続して選ばれたことを意味している。 表自体は各本数字でその空白が出現した割合を表している。
 この表はあくまで結果論であるがこの表を見ると空白は4連続くらい迄が多いが20以上ある場合も結構ある。数字2は連続するか3回目に出現したことが多く、数字7や11は5回目に出現する事は少なかった事がわかる。選択の参考になれば幸いである。

 〔おまけ〕LOTO の当選の場合数はネットに幾つか書いてあるがその算出方法が良く分からないので算出式を推察してみた。
 なおmCnはm個の中からn個を取り出す場合の数で教科書的にはmCn=m!/(m-n)!/n!と計算するが階乗!の計算はオーバーフローを起こしやすいので注意が必要である。Excelを使うと関数 COMBIN(m,n) で求まる。

つづく

2019年9月1日日曜日

今年もハムフェア 2019

毎年恒例のハムフェアへ行ってきました。

 例年のビッグサイト西ホールへ行ったら会場は閉まっており、今年は動く歩道を3つほど乗り継いだ先の南ホールで開催されていました。今回の会場はブースの前の混雑がひどく、少し手狭に感じました。

近年、9R-59やTX-88A、FD-AM3,TR-1000など半世紀くらい前、私が高校生の頃にあこがれだったの無線機の中古が多く出回ってますね。コリンズなんかも安価に並んでます。

そして今年の戦利品はこれ。
以前入手したHP-5334Bを安定して3GHzまで計測できるようにしたくて、適当なMMCを探しているところです。

毎度のことですが、よく歩きました。
 
この実績の半分はハムフェアですね。

来年はオリンピックの影響で開催中止かと思ったら、必ずしもそうでもないような話も聞くことが出来ました。


ジャック・オー・ランタン

カミさんが入手したジャック・オー・ランタン(高さは75cmくらいあります)に赤色LEDを仕掛けてみました。
スマホで撮影するとピンクがかって見えますが、実際はもっと赤いです。
とりあえず廊下の隅に置いてますが、なかなかCOOLですね。

玄関に置いたらこんな感じ。



2019年7月12日金曜日

LT-R6のOpenJDK対応(Windows10+OpenJDKでのjSSCのクラッシュ対応)

LT-R6をJAVAライセンスに問題の生じないOpenJDK12でコンパイル・実行してみた。
(やり方は別途報告する)

編集機能は問題なく動いたがCOMポート選択などCI-V通信(すなわちjSSC)に関わる機能を使おうとすると必ずJVM(JAVA仮想マシン)がクラッシュする。
ネット検索してみるとOpenJDK11以後Windows10上のjSSC 2.8.0は権限違反(access violation)でクラッシュするとレポートされている。
Win10ではjSSCに必要なDLLが無いとの他のレポートもあるが定かでない。

本当の原因は別として何らかの対応は必要である。
通信ライブラリーは、過去にバグのあるRXTXライブラリーからjSSCライブラリーに乗り換えたがjSSCも2014年のjSSC 2.8.0を最後にアップデートされていない。

ネットで色々調べると有志が新しいバージョン(jSSC 2.9.1、2019年5月30日付け!!)をGitHubで提供しているようだ。

 これをダウンロードしてみると従来の2.8.0のファイルサイズが150KBであるのに対し2.9.1は411KBとかなり大きくなっている。何が違うのだろう?
そこでダメ元でこれを使ってみると、CI-Vは正常に機能するようになった。「LT-R6について」の表示(一部)は次のようになった。

ネットで調べるとこのほかにも幾つかのフリー通信モジュールが提供されているようなので、リスク管理の意味からも今後試してみたいものである。

2019年5月16日木曜日

エルムルス

いつの頃からか我が家のプランターに入り込んだ植物がある。
放っておいたプランターの上に玉ねぎが鎮座したまま直径10cm以上に成長した。
葉はネギと違って平べったく中空ではない。
 
春~初夏になるとニンニクみたいな1本の花芽を長~く伸ばし白い花を咲かせる。


玉ねぎの表面から直接子玉ねぎが生えるのは面白い。


名前をネットで調べたが球根で調べても見つからなかった。実際ネットに掲載されているこいつの写真は花ばかりで通常地中にある球根の写真は見当たらない。

花の形を調べてやっと名前に辿り着いた。名前をエルムルス(キャンドルリリー,或いはDesert Candle)と言うらしい。
玉ねぎの部分は地中に埋まっているのであまり注目されていないようで、一方独特の花の形が注目されているようだ。

子玉ねぎをまとめて放っておいたら水や栄養をほとんど与えていないので大きくはなっていないが写真のような状況で、乾燥には強いようだ。

こいつらの嫁入り先を探さないと。

2019年4月12日金曜日

Yet Another "Bohemian Rhapsody"

 平成最後の年になってBohemian Rhapsodyの幻の音源がYouTubeに投稿されているのに偶然出くわした(何てこったい)。
 どこから出てきたのか分らないが、あの複雑なサウンドがどのように構成されたのか音楽に素人の私でも何となく分かるような内容になっている。とにかく個別のトラックの音が聞けるのが凄い。

 主な動画は次の通り。

『ボヘミアン・ラプソディ』 驚愕コーラスの秘密がいま明かされる 1

Another "Bohemian Rhapsody" 1 Piano+Vocal+Chorus only

Another "Bohemian Rhapsody" 2 Guitar Solo+Main Vocal (Unison)+Piano+Chorus

Another "Bohemian Rhapsody" 3 Drums+Main Vocal (Unison)+Piano+Guitar Solo+Chorus

『ボヘミアン・ラプソディ』 幻の音源サンプル  パーツNo.015、062、124、162、179

『ボヘミアン・ラプソディ』 幻の音源サンプル パーツNo.031 ブライアンのギター・ソロ

 これらの他にも投稿されてるが、こんな音源はどこから出てきたんだろう?
ちゃんとライセンスの問題もクリアーしての公開だから凄いとしか言いようが無い。

 さらに、多重録音の再現に挑戦している動画もあった。これを見るとコーラスの構成が更によく分かる。

ボヘミアンラプソディーを多重録音してみた③

 いや~、面白い。

2019年4月6日土曜日

Mac Book Air Early 2014 のSSDを500GBに換装

 Mac Book Air Early 2014(11-inch)を持っているがすでに128GBあるSSDの半分を使い切っている。今後ポータブルのメインマシンとして、できればWindows10もインストールしてもっと気兼ねなく使いたいのでSSDの換装に挑戦した。

  Mac Book仕様のSSDは高いのでWindowsマシンで使われているM.2タイプのSSD+変換アダプタで安価に済ませたい。もちろん自己責任で。もし失敗してもSSDはWindowsの方に挿せるので無駄にはならない。

 幸い先人がネットに情報を提供しているので手順はそう難しくはない。やるべき事は、
 1、データのバックアップ
 2、macOSのインストールディスク(USBメモリー)の作成
 3、SSDと変換アダプタの調達と換装
 4、OSのインストールとバックアップの復元
である。

1、のデータのバックアップはTimeMachineを設定しておけばUSB-HDDを接続したとき勝手にやってくれるのでそれが使える。やたら時間がかかるのが面倒ではあるが。

2、の インストールディスクの作成はAppleでやり方が示されているので、その通りやればよい。8GBでは足りないようなので手持ちの16GBのUSBメモリーを使った。

3、のSSDと変換アダプタとMac Bookとの相性が最も気になるところである。500GBのSSDにも色々あるが、マージンが大きく取れそうなので予算内でカタログ的に最も早そうな3D製品(シリコンパワー製MキーNVMe )を選んだ。定番のSAMSUNG製は予算外で、最近DRAMリコールも起こしているので対象から外した。買ったSSDはカスタマーレビューにある発熱が気になるところであるが、私のMac Book AirのCPUクロックは1.4GHzなので大した負荷にはならないはずだ。
SSDを選んでいて気付いたが、SSDの重さ(但し包装込み)が幾つかのタイプに分かれる。大まかに80g、50g、20gとある。包装の性か、或いはチップが古いかヒートシンクが付いていて重くなっているのだろうか。高密度の最新のチップを使っているのが軽いというのは考えすぎかな。

 変換アダプタは先人の使っていた安価なものである。説明にはMキーAHCI SSDのみサポートと書いてあるが先人によるとHigh Sierra以降ではNVMeでも使えるとの事。今はMキーAHCIのSSDを探すのが難しいしね。
実際に SSD+変換アダプタを装着してみると1mmほど長さがオーバーする。下の写真で見る通り本物よりねじの切れ込みが浅い。
(新旧SSD)
アダプタを削って合わせてる人もいるようであるが、コネクタ部分を削ることになり信頼性(接触)が心配だ。私はSSDの取付穴を丸やすりで削って合わせた。もちろんメモリーの5年保証が無しになるのは承知の上で。

4、 先人のレポートにある通り変換アダプタを使ったこのやり方ではMac Book Air Early 2014ではSSDが認識されない。私も最初は不良品かと思ったが、Mac Bookにベースとして内蔵されている古いOSが原因らしい。
 このSSDを認識させるにはHigh Sierra以降のmacOSが必要らしい。そこでUSBメモリーに最新のmacOSの起動ディスクを作成することでSSDを認識できるようにする。これはステップ2で実施済み。次にこれを使ってSSDをフォーマットし、macOSをインストール後バックアップを復元する。
 私は最初にディスクツールでSSDを初期化(フォーマット)したあとUSBメモリーからMojaveをインストールした。インストールが終わり設定に移ったところでクリーンインストールかバックアップから復元かを聞かれたので後者を選んで、あとは時間はかかるがお任せで進む。最後に、聞かれるがままにパスワードやiCloudの設定を行った。
これでMac Bookは普通に立ち上がった。
 換装前にiCloudをOFFにしていなかったのが悪いのか、なかなか「iPhoneを探す」がONにならなかったが、あれこれいじっているうちにOKになった。

 なお通常使っていて発熱が気になるようなことは無く、以前と変わらない。Sleep機能はまだ使っていないので評価できない。AmorphousDiskMarkベンチマークの結果は次の通りです。

 

2019年3月24日日曜日

銀河少年隊長

訳あって昔のTV番組を思い出している。

銀河少年隊長と言う人形劇があった。
Wikipediaによると 1963年から1965年まで3部構成でNHKで放送されたようだ。
主題歌の作曲はあの冨田勲。

主題歌はYouTubeで聞けるが、聞いてみると私が覚えてるのと違う。
少年合唱隊が歌ってるから、Wikipediaによると2部か3部で、
私の知っている1部とは違うのだろう。

私が覚えている歌手は坂本九。

 銀河は星の海。星の中から生まれ出た、
 僕らは星の子、広い宇宙の子。
 走れロケット、光を超えて。
 ロップ、ロップ、ロップ
 銀河少年隊長。

こんな歌詞だった。

この他にもチロリン村とクルミの木とかひょっこりひょうたん島なんか見てたし、
銀河少年隊長の前には宇宙船シリカもあった。

遥か昔の話だ。

2019年3月16日土曜日

PC-VAN歴33年

(2019年11月再編集)
 昭和62年にNECが立ち上げたPC-VANに加入してからずーっと使い続けている。たしか最初は無料でその後有料化されたように思う。


 当時は電話モデムを使って1200bpsでBBSにアクセスしたりフリーソフトをダウンロードする程度だった。電話回線を使うので使用時間とアクセスポイントまでの距離に応じて電話料がかかり、またその間電話が使えないので長時間接続する訳にはいかなかった(ほぼ同じ頃アマチュア無線のパケット通信も始めた。こちらはボランティアのBBSがアクセスし放題、気兼ねなく使えた)。

 その後インターネットの普及に合わせてサービスが充実しPC-VANはBIGLOBEに改名した(運営母体もビッグローブ(株)に移った)。私はプラチナ会員になっているらしい。

 そして本日支払方法変更通知のハガキが来た。中身を見ると来る11月からKDDIから請求されるようだ。ついにBIGLOBEはKDDIに吸収されるのかなぁ。
 それよりメールアドレスをこのまま使い続けられるかが心配、たぶん大丈夫だろうけど。なんせ33年間使い続けているメインのメールアドレスだから(ドメイン名は途中で変わりましたけどね)色んな手続きの連絡先として登録しているから変えられない。

Officeの認証も謎だらけ

  仕事でインストールしようとしたOfficeもインストールで躓いた。プロダクトキーは受け付けられたのに原因不明のエラーでインストールができない。再度挑戦するとその「プロダクトキーはすでに使われてます」ときた。正規に買ったのに違法コピー扱いだ。何度やっても同じ。

 あれやこれや2週間ほど悪戦苦闘した末にあきらめてサポートとチャットし、指示されたディスクイメージをダウンロードしたらすんなりインストールできた。

 しかし認証が変だ。立ち上げた後アプリ(Excel、Word、Powerpoint)のアカウントメニューに進みIDとパスワードを入れてサインインしたのだが、認証されているようなされていないような変な感じ。アプリを立ち上げて個別にさっさと認証させようとアプリごとに対応したのが悪かったのか?しかしアカウントと認証の意味するところを理解しないまま言われるままに情報を入力し、その結果Office.comにサインインしており困ったことにOneDriveが活性化されてしまった。
 2台目は立ち上げて暫く放っておいたらアプリ側から認証の催促が来た。うまく行った、これでいいんだ。
 Office.com+OneDriveで人質にとられ世界中にドキュメントが晒されるのは勘弁してほしいのでOffice.comをサインアウトしたのは言うまでもない。これで完璧だ。

2019年2月23日土曜日

マザーボードを替えたらWindows10が認証されない

 Core-i5+Z390Mマザーボードにアップグレードして、最初のトラブルはboot出来ない事。電源を入れるといきなりbiosが立ち上がってbootデバイスが無いとおっしゃる。ここでいきなりつまずくのかよ、参った。じっさいhddはちゃんと認識されているがbootデバイスには何も表示されていない。biosはUEFIという従来のbiosに代わる最近のbootソフトのようだが、セキュリティが強化されてるのかな。
 boot関係のメニューを眺めているとUEFIブートと他のOSのブートを選べるがどちらでも立ち上がらない。ネットで色々調べるとCSMという項目があってUEFIブートとレガシーブートを選択できるようだが今はDisableになっている。そこでCSMをEnableにしてレガシーbootを選択すると無事立ち上がった。

 その後ボードに添付されたDVDからドライバーやツールをインストールして、次はいよいよWindowsのライセンス認証である。あらかじめ調べておいたやり方、つまりMSアカウントに切り替え、「トラブルシューティング」を起動し「ハードウェアを変更した」事を選ぶことで簡単に認証が通るはずだった。だが、駄目。何度やっても一向に認証される気配が無い。コミュニティの情報にも該当するものは無かった。MSのサポートに電話するが土曜日は休みのようで自動応答とメニュー選択のあとメッセージだけ一方的に聞かされて勝手に切られた。
 My Microsoft Accountを見ると2台のPCが同じ名前で登録されている。おなじHDDだから当然であるが、別PCとして認識されているので別ライセンスが必要なのか。古い方を消去すれば認証が通るのか。でも同じ名前だからどっちが古いか分からない。PCの名前を変更すると2台を識別できるようになったが消去の仕方が分からない。まあDSP版Win7を長年使ってタダでWin10にしてもらったから新規にライセンスを買い足してもいいのだが。

 ネット情報ではWin7からWin10に無償アップグレードした場合、デジタルライセンスに移行しWin7のプロダクトキーは無効になってるそうだ。そのうえ32ビット版Win7から32ビット版Win10にアップしその後64ビット版Win10にしたのでライセンスがうまく継承されているのかも怪しい。実際に「ライセンス認証」のエラー表示に示されているプロダクトキーの最後の数文字はWin7のプロダクトキーとは違う。
 でもライセンスを買い足す前にダメモトでやってみるか、とWin7のプロダクトキーを入れてみた。あるDLLがエラーで起動できないというポップアップメッセージが表示され、やはり認証されない。新規ライセンスを発注しよう。
 ここまでやってあきらめて店仕舞いしようとしているとき、あれ?いつの間にか認証されている。 何だったの?


 
 訳が分からんけど、無事認証されたからいいや。

2019年2月18日月曜日

Core2Duoじゃダメですかぁ?

 私のメインコンピュータはいまだにCore2Duoである。
10年前にWindowsXP+Clelron+2GBメモリーの自作PCで始めた後、CPUをオークションで仕入れたCore2Duo(E8400,3GHz)にアップし、メモリーも4GB、8GBと増やしたが、私の使う範囲では性能的にこれで十分であり、仕事で使っているCore i7(4コア8スレッド)とそんなに違わない。
 しかしOSをWindows10に上げた後動画編集ソフトの機能が少しずつ劣化して最終的に1809になって編集出来ないことに気づいた。このソフトは古いから最新のWindowsに対応していないのだろうと最新バージョンを買ってみたがダメである。そしてその最低使用条件を調べるとCore i シリーズとなっている。Core2Duoじゃダメかぁ。
 まぁ10年も使っているのでそろそろ潮時か、とマザーボード+CPUのセットとメモリーを発注した。CPUは最新の9世代のi5-9600K、メモリーは16GB。CPUは無駄に6コアあり、これで当面は延命できるだろう。

 驚いた事に届いた Core i5には、Core2DuoにはあったCPUクーラーが付いてない。付いてて当然だと思っていたのに、そんなの聞いてないよ。最近色々なCPUクーラーを売ってるみたいだから好みで買ってくれという事なのか、あるいはコストダウンなのか。
 消費電力が95Wに上がっているので、それだけの能力のものを調達する必要がある。100Wの電球だと大したことないように思われるが、100Wの半田ごてだと板金にも使えるようなかなり大物で大量の熱を発生させる。この熱を冷やす必要がある。
 Intel純正のCPUクーラーもあるようだが高い。オーバークロックの高消費電力に対応したものもあるようだがそこまで必要ない。ヒートパイプを使ったサイドフロー型もあるようだがケースと合わないし、中華品かもしれなく信用がおけない。結局従来型のものを発注したがLAG775用より一回り大きいようだ。配線に干渉しないか心配。

 HDDを残して全交換になるのでWindows10の認証も問題になる。これにはやり方があり、あらかじめMSアカウントにログインしておく必要があるようだ。
 つづく

2019年1月5日土曜日

久しぶりにLT-R6をバージョンアップしました

正月休みを利用して久しぶりにIC-R6用クローニングソフト、LT-R6をいじってみました。長くお休みしていたので0.22を欠番として新バージョンは1つ飛ばしの0.23としました。
主な修正点をChangelog.txtから拾ってみると、
  •     -UFオプションを追加(IC-R6を「改造」した場合に有効)
  •     特定周波数除外機能を解除する機能を実装(IC-R6を「改造」した場合に有効)
  •     アップロード時の警告を少し大人し目にした。
  •     バンクチャネル編集画面でバンクの名前がブランクの場合、代わりにバンク名(A~Y)を表示
  •     ファイルとの照合で必ず「違いがある」となるバグを修正
  •     周波数の内部スケールを表示・設定する機能を追加
  •     トーンスケルチ周波数表示の誤りを修正(64.8Hz->94.8Hz)
  •     周波数の内部表現を適正にセットしない場合がある点を修正
  •     ポートを起動オプションで指定した場合、ポート名がnullと表示される不具合を修正
1年半以上もソースコードに手を入れていなかったので、イマイチ勝手が分からずバグが入り込んでいるかもしれません。またMAC版やLinux版の作成方法を思い出すまで少し時間が必要です。
もし MAC版やLinux版が必要な場合はWindows版からltr6.jarファイルだけ取り出し、旧番の同ファイルに上書きして使ってください。

ダウンロードはこちらから

2019年1月4日金曜日

私のCS-R6は64bit-Win10に非対応かよ(怒)

久々にCS-R6を動かそうとしたらアプリが見つからない。あれ?Win10のアップデートで消えたかな?と思い直して再インストールを試みるも「シリアルナンバーが正しくない」と言われインストールできない。

iCOMのホームページを調べるとCS-R6のバージョン1.20以降でないとx64には対応していないとさ(残念ながら私のはバージョン1.1)。そうだwin10を64bit版にしたんだ、あの時消去されたのかな。 しかしx64にもx86環境はあるでしょ。特殊な機能は何も必要ないシンプルな構成の筈なんで動かないのはおかしい。

そして、こういう場合バージョンアップサービスってあるでしょ普通なら。だってバージョン2ならともかくまだバージョン1だよ。高い金出して買ったのにユーザを何だと思ってるんだい。

x86版Win10はバージョン1803で終わりになるように聞いてたんだけど、1809でも対応しているようで、私のATOMプロセッサのネットブックでも更新できた(半日かかったけど)。おまけにCS-R6も動く。
これからはこちらでCS-R6を動かそう。