Mac Book仕様のSSDは高いのでWindowsマシンで使われているM.2タイプのSSD+変換アダプタで安価に済ませたい。もちろん自己責任で。もし失敗してもSSDはWindowsの方に挿せるので無駄にはならない。
幸い先人がネットに情報を提供しているので手順はそう難しくはない。やるべき事は、
1、データのバックアップ
2、macOSのインストールディスク(USBメモリー)の作成
3、SSDと変換アダプタの調達と換装
4、OSのインストールとバックアップの復元
である。
1、のデータのバックアップはTimeMachineを設定しておけばUSB-HDDを接続したとき勝手にやってくれるのでそれが使える。やたら時間がかかるのが面倒ではあるが。
2、の インストールディスクの作成はAppleでやり方が示されているので、その通りやればよい。8GBでは足りないようなので手持ちの16GBのUSBメモリーを使った。
3、のSSDと変換アダプタとMac Bookとの相性が最も気になるところである。500GBのSSDにも色々あるが、マージンが大きく取れそうなので予算内でカタログ的に最も早そうな3D製品(シリコンパワー製MキーNVMe )を選んだ。定番のSAMSUNG製は予算外で、最近DRAMリコールも起こしているので対象から外した。買ったSSDはカスタマーレビューにある発熱が気になるところであるが、私のMac Book AirのCPUクロックは1.4GHzなので大した負荷にはならないはずだ。
SSDを選んでいて気付いたが、SSDの重さ(但し包装込み)が幾つかのタイプに分かれる。大まかに80g、50g、20gとある。包装の性か、或いはチップが古いかヒートシンクが付いていて重くなっているのだろうか。高密度の最新のチップを使っているのが軽いというのは考えすぎかな。
変換アダプタは先人の使っていた安価なものである。説明にはMキーAHCI SSDのみサポートと書いてあるが先人によるとHigh Sierra以降ではNVMeでも使えるとの事。今はMキーAHCIのSSDを探すのが難しいしね。
実際に SSD+変換アダプタを装着してみると1mmほど長さがオーバーする。下の写真で見る通り本物よりねじの切れ込みが浅い。
(新旧SSD)
アダプタを削って合わせてる人もいるようであるが、コネクタ部分を削ることになり信頼性(接触)が心配だ。私はSSDの取付穴を丸やすりで削って合わせた。もちろんメモリーの5年保証が無しになるのは承知の上で。4、 先人のレポートにある通り変換アダプタを使ったこのやり方ではMac Book Air Early 2014ではSSDが認識されない。私も最初は不良品かと思ったが、Mac Bookにベースとして内蔵されている古いOSが原因らしい。
このSSDを認識させるにはHigh Sierra以降のmacOSが必要らしい。そこでUSBメモリーに最新のmacOSの起動ディスクを作成することでSSDを認識できるようにする。これはステップ2で実施済み。次にこれを使ってSSDをフォーマットし、macOSをインストール後バックアップを復元する。
私は最初にディスクツールでSSDを初期化(フォーマット)したあとUSBメモリーからMojaveをインストールした。インストールが終わり設定に移ったところでクリーンインストールかバックアップから復元かを聞かれたので後者を選んで、あとは時間はかかるがお任せで進む。最後に、聞かれるがままにパスワードやiCloudの設定を行った。
これでMac Bookは普通に立ち上がった。
換装前にiCloudをOFFにしていなかったのが悪いのか、なかなか「iPhoneを探す」がONにならなかったが、あれこれいじっているうちにOKになった。
なお通常使っていて発熱が気になるようなことは無く、以前と変わらない。Sleep機能はまだ使っていないので評価できない。AmorphousDiskMarkベンチマークの結果は次の通りです。
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