2017年12月12日火曜日

Skellig

Loreena Mckenitt の歌を聞いてから何時かは行くぞと思い続けてきた Skellig Mickael がスターウォーズ最新作「最後のジェダイ」の舞台に使われたらしい。

それはそれで結構なのだが、あと数年で行けそうなのに今更観光地化するのは嫌だな~。あそこは絶海の孤島であり続けてほしい。

※ 何てこったい、ClannadにもSkelligがあって、すでに買って聞いていた。タイトルを意識せず無意識に流していたから分からなかったんだ。


2017年11月26日日曜日

W245のドアミラーのウィンカ修理

カミさんが10年乗ってきた車でウインカーのカチカチが急に早くなったとの連絡。ん~昔の経験だと確か電球の玉が切れると早くなったような。バイメタルスイッチのヒータの発熱が少なくなる性か。

電球光ってる?調べてみて。・・・ドアミラーのウインカが切れてるみたい。
え~?ドアミラーのウインカってLEDだよな~。玉切れは無いし、断線か?。
でも今どきの車はコンピュータ制御だから早くなる訳無いしな~。

家に帰って実車を見てみると、確かにカチカチ音は2倍くらい早くなっているが実際のウィンカの点滅速度は音と関係なく従来と変わらない。
そうか、音だけ早くなるのはエラー警告のためか。
可倒式ミラーを触っているうちに直ることもあるから半断線だ。
1日何回もミラーを広げたり畳んだりしているから10年も経つと断線するよな~。


ディーラーに出すとアセンブリ丸ごと交換で多分10諭吉コースかな~。
年明けには車検だしな~、どげんかせんといかん。

オークションに1.5諭吉くらいで新品が出ていたが大陸製らしいので遠慮する。安く上げて後で泣きたくない。大陸製は大陸発送で納期が数週間かかるのもあるが、最近は売れるとなると国内発送に切り替わり見分けがつきにくいので要注意。


じゃあ自分でやるか、という事で二日間格闘しました。
こういう場合に一番困るのは分解。車の分解は知恵の輪になっているから取っ掛かりを見つけるのが大変。下手すると壊すし(今まで何回やったことか)。そんなハードルが1ステップ進むごとにある。ネットで良い情報があれば幸いなんだけど。1回わかるとあとは簡単なんだけど大抵二度目は無いからね。
あと、人や障害物に当たった時倒れるように強いバネが仕込んであって、これを外さないと修理できなかった。下手すると怪我しそうなくらいの力仕事が必要だった。そして折り畳んだり広げたりする必要もあって、モータを動かすために12Vくらいの電源が必要だった。

ドアミラーは9本の線でドア内の基板と繋がっている。そのコネクタがこれ。9本の内訳を調べたら、3本がミラーの傾き調整(水平、垂直、コモン)、2本がミラーのヒーター、2本がウィンカー、2本が折りたたみモーター(展開・折りたたみで逆極性にする、ミラーも同様)。

で、最初は切れた線だけ張りなおす予定だったんだけどヤバい線が何本かあり、結局ミラーの可倒で金属疲労をおこしてそうな全7本を張りなおしました。

必要な工具類ではトルクスのレンチ、テスター、半田ごて、電線、動作確認や分解するときモーターを動かすための12Vの電源装置、熱収縮チューブ、テープなどなど。
駐車場と自宅が離れているので何回か往復したしね。

丸二日かかった割には写真を撮る余裕がなかったので、見栄えの良いBLOGにはなりませんでした。

追伸:ウインカーが玉切れ等の原因で高速点滅するのを「ハイフラ」と言うんですね。知らなかった・・・。


2017年10月31日火曜日

給湯器重症

 給湯器の調子が悪い。
 家を買った時から付いている20年物だから壊れるのは時間の問題ではあったのだが。

 症状はアコードワゴンのエアコンが壊れた時と似ている。使っていると突然表示が消える。どうも制御用コンピュータが誤動作してリセットしているようだ。電源ボタンを押せば何事も無かったかのように使うことができる。一度シャワーを浴びるのに3回くらい起こる。よく見てると別に湯沸しをしていない時でも数分で勝手にリセットするようだ。重症だ。

 こういう場合は制御基板を取り出して電解コンデンサーを交換すれば直るはずだ。だが肝心の基盤の場所が分からない。台所のリモコンを開けてみたが違うようだ。本体との間は2線式(左側のねじ端子)で、これで電源供給と信号のやり取りをやっている。
 
 風呂のリモコンの方が機能が多いが防水加工されていて開けずらい。多分これも2線式だろう。とすれば問題の制御基板は本体内だ。 しかしガス関係は素人なので下手なことはできない。

 結局お金で解決するしか無いのか・・・。

(その後)
・・・ネットで検索した某社に頼んで無事交換しました。勝手に自社が一位の評価ランキングを出している怪しい会社も幾つかあったが、信用できそうな個人経営の所にしました。値段も安すぎずお手頃。HPに写真を載せることで割り引いてくれたしね。

今度はアラームでなく、声で喋ってくれます。
新しい給湯器の中の基板を見たら電源の基板にデカい電解コンデンサーが4~5本。
やはり寿命はあと10年かな~。


 

2017年9月15日金曜日

Cassini 逝く

NASAの土星探査機Cassiniが20年のミッションを終え、先ほど逝った。2017年9月15日20時56分JST頃の事である。

Cassiniの偉業を改めてここで述べるつもりは無いが、NASA-TVのおかげでCassiniの最後の瞬間を目撃できる一人となることができた。

Cassiniが土星に突入する1分前、CassiniからX-Band(上)とS-Band(下)の2つの信号が安定して受信されていた。
 

 Cassiniが大気の圧力に耐えられなくなり姿勢が維持できなくなると、まず指向性の鋭いX-Bandの信号が届かなくなる。

そしてCassiniが壊れ始めてS-Bandの信号も消えた。S-Bandは姿勢喪失に備えた指向性の緩いアンテナの筈である。

 このときCassiniは土星に飲み込まれ、その一部となったのだろう。この間は1分もなかったように思う。

Cassiniの偉業に心から感謝したい。






2017年9月11日月曜日

中高年向けガム

う~ん。
老人力を減退させるこんなガムを売って良いものだろうか。
試してみたくもあるが、ぐっと堪えて通り過ぎた。

2017年9月4日月曜日

ドラレコ・リコール

ユピテルのドラレコ DRY-FH200 がリコールになった。
私は昔からユピテルを愛用しており DRY-FH200 も使っていた。



DRY-FH200 はエンジンキーを切っても30秒ほど録画するが、そのため少し大きめの電池を内蔵している。
その電池が時間とともにヘタってくる。

問題は、電池が30秒間持たないくらい劣化した場合である。
当然録画の途中で電源が切れる。それが悪さしてSDカードのファイルが壊れる。
結局、いつの間にか録画データが残らない機能不全の状態になっていた。
警告を出して電池交換を促せばよいのだが、そうなってないのでこれは欠陥商品だろうと思っている。

SDカードが壊れている事に気付いたとき、数秒で電源が切れることも分かり、電池が劣化したことは明白だった。ドラレコの中を開けてみたら電池はパンパンに膨れていた。
ユピテルに電池をパーツとして売ってもらえないか連絡を取ったがダメだった。修理なら受け付けるが高いので新品を買ったほうが良いみたいな話で、ふざけたビジネスモデルだと感じた。
1年以上前の話だったと思う。

結局、自分で電池を調達して交換するつもりで残しておき、とりあえず新しいドラレコを買い足した。 そして今日、発火の恐れでリコールのニュースが流れた。
早く気付いて外して良かった・・・燃えたら悲惨だったよな~。

当然、交換を早速申し込んだ。

いつ新しいのが届くのかな?


(そして約2週間後・・・)
届きました。
 別機種ですけど。

そして、想像した通りこの機種、オークションにいっぱい出てきました。

2017年9月3日日曜日

PRUG

今年もハムフェアに行った。
会場が国際展示場のいつもの西1,2ホールではなく4階の3,4ホールに変わっていて戸惑ったが来るオリンピックの影響らしい。

今年は殆ど収穫は無かったが、(昨年まで気付かなかった?)PRUGのブースを発見した。

懐かしい。

ハムの世界にパケット通信やBBSを持ち込んだのは米国で、AX.25というCCITTのX.25を真似たプロトコルをARRLで制定し、


  さらにTNCというインターフェイス装置を開発、販売していた。

 私はこのキットを数台個人輸入し組み立てたことがある(これは今でも動く。いや、少なくとも昨年までは動いていた)。



これを使えば、1:1で直接通信したり、BBSにアクセスしたり、商用インターネットなど無かった当時でもデジピータという中継局を何局か中継させて遠の相手とも無線通信することができた。

そのころ私はGPNETというグループに加わり1.2GHz帯で活動(チャット)していた。


そんな中で 国内のPRUGというグループの存在を知り活動に加わった。
といっても活動拠点から遠かったのでミーティングに参加したことはなく、機関紙向けに本家の論文の翻訳を手伝っていた程度。なお写真のPOOP禁止ステッカは日本のPRUGで配布した Poor Operation Of Packet 禁止ステッカ。

このとき得た知識は、その後X.25を使う仕事でプロトコルアナライザのデータ解析ツールを作るなど随分役立った。
そして最近、IC-R6のCI-Vプロトコルの解析にまで繋がったのは事実。

当時PRUGでは独自に超小型TNCを試作し、メンバーに頒布した。


これは基板が2階建てになっている当時としてはかなり優れものだ。私もこれを1台入手し箱に入れて今でも使える状態にある。ただし基板に直付けだった電池が消耗したので外付けに変更している。




その後異動して仕事が忙しくなり活動に加わることも無くなったが、そんなハムのパケット通信がいまのAPRSやD-STARに繋がっているのだろう。


・・・で、肝心のPRUGのブースであるが、留守番らしき女性が一人いるだけで客も寄らず閑散としていた。
覗いてみたが、学会の論文の募集みたいな事をやっていた。
サイン帳もなく活気がないように感じた。

ARRL: American Radio Relay League
PRUG: Packet Radio Users Group
TNC: Terminal Node Controller
GPNET: Giga Packet Net





2017年8月3日木曜日

混沌の館から

昔Byte誌(日経バイト)に掲載されていたジェリー・パーネルのPCに関する連載記事の名前であり、ジェリー・パーネルは自宅をこう呼んでいた。
混沌の館には色々な製品などが評価用に送られてくるようで、その論評が面白かった。

混沌の館には時々ラリー・ニーブンが訪れ、本業のSF小説を共著する。


しかし私はどちらかというとラリー・ニーブンが単独で書くSFが好きである。

その中でも Ring World は秀作である。宇宙エレベータが出来た暁には人類は次のステップとしてRing World を目指すことになるだろう・・・たぶん。

個人的に好きなのはニーブンの A world out of time である。
ガンに侵され余命のない患者が将来の医療を頼って自分を冷凍保存する。
200年後に目覚めたとき、自分の個性は死刑囚の体に移されていた。

彼はその世界の一員になることを許されず、宇宙船パイロット(Rammer)の訓練を受け、ミッションに旅立つ。

この先色々あって彼は遥か未来の地球に戻ってくるのだが、そこは男達と女達が勢力を争う不死の世界であった・・・・(ん十年前に読んだが、この先は最後以外はあまり覚えていない)。

最近、同じ頃に買って黄変+シミだらけだがまだ読んでいなかったA hole in space を読み出したら、出だしの所は A world out of time と同じではないか。

この後どう続くのか・・・。

2017年7月30日日曜日

地下神殿

あまり何も考えずに行ってみたが、夏でも涼しい巨大な地下空間は想像を遥かに超えていた。小さく写っている人と比べてみてほしい。

自然の空間ではないので保存が五月蠅く言われる事もないのだろう。
色々なイベントがあるそうで、写真の斜面はトラックが通る道らしい。

石を切り出した跡が壁面の模様となっている。TVの撮影でも時々使われているようで、たまに、あそこだ!と分かるようになった。
 ちなみにEnyaのこのビデオもここで撮影されている。



2017年7月27日木曜日

GPS位置情報の揺らぎ

秋月でGPS受信モジュールを買って、遊んでいる。
それで自分の位置情報をモニターしていたら、突然乱れた。それもかなりの距離。


昨日は中心付近に収まっていたのに、今日は何だったんだろうねぇ。
どっかの国がICBMを発射するカモとかいう情報もあったが、それが関係しているのか。

でも携帯のGPSデータは落ち着いているしなぁ。

それよりアンテナが窓際にあり金属の網戸を通して受信なんで衛星の補足数が減ったのかなぁ。


その後、毎日モニターしていると色々起きた。普段はこんな感じで大人しい。


しかし乱れ始めるとこんな風になることもある。

そして今日はこんな感じで一時的に900m程ずれた。

どうも電波の乱反射がこの現象を引き起こしているように思う。窓は真南から10~20度ほど西にずれている。そして窓から100mほど先に角がこっちを向いたマンションがある。
あと窓の外に大きく成長した木が何本かあるが、関係あるのか。
乱れているときの衛星配置はこれ。

 天頂より北側にある衛星を使っている。しかもGPS受信機は室内にあるので天頂は見えない。しかしそれより北の衛星データも使っている。ということはマンションからの反射波を使って位置を決定しているのだろうか?それなら、何となく理解できるんだけど。






2017年7月10日月曜日

おひとり様

いつも行くクリーニング店のレジで年配の店員さんが「お一人ですか」と聞く。

何故そんなプライベートな事聞くんだ?

とりあえず「いいえ」と返事したが・・・

いつも男物しか持ってこないからなのかなぁ?
それとも車に他に誰か乗っていないか聞いてるのか? それなら返事は「はい」だしなぁ。

怪訝な顔をしていると、もう一度聞いてきた。
「お引き取りは無いんですね」

えっ、「お引き取りですか」なの?

それなら活舌良く「お引き取りありますか」と聞いてよ~ん。

2017年6月20日火曜日

血圧高め

元々血圧は高めであったが、単身赴任した頃から知人の事例もあって、怖くなって降圧剤を飲み始めた。
運動不足もあり歳と共に少しずつ上昇傾向、と医者の指示で血圧の記録を始めるべく血圧計を買った。体重計ダイエットというのもあるらしいので血圧計を買ったら下がるのかな、と。

電気屋に行くと高機能な血圧計が並んでいるが、大きさがイマイチ、あんな大きなものは邪魔になるだけ、グラフ化も要らない、スマホに転送する必要も無い、300回測定できるなら電池式がよい。

若い頃は、スイッチの数が多くてややこしい程高機能という考えで、ゴテゴテしたものが好みだったが最近はベーシックでシンプルな物が好みに変わった。

で、ほぼ基本機能しかないコンパクトなものを買った。値段もリーズナブル。



血圧は病院みたいに最初に圧力を上げて、次第に圧力を下げながら測定するという先入観があった。いつものドクターに聞いてもそう言ってた。が、これは逆に圧力を上げながら測定する。

そしてコンパクトに収まるのが何より。



結果はExcelに入れれば良いし。

2017年6月19日月曜日

タイムトンネル (The Time Tunnel)

The Time Tunnel をご存知の方はもうアラ還以上だと思います。


自分で撮ったこの写真を見た途端、思い出しちゃいました。
アリゾナ砂漠の地下深くに秘密裏に建設されたタイムトンネル。
当時の設計では誤作動や事故が多くて毎回ハラハラだったんですけど。
これを知らない人はYouTubeでも見れますよ。

最近でいえばNHKのタイムスクープハンターってところかな。

本当は市川市にある東山魁夷記念館の休憩室の八角形の天井を見上げただけなんですけどね。

2017年6月17日土曜日

YouTubeのモンキーチーム

YouTube見てたらサーバエラーが発生した、らしい。

その時の画像がこれ。
 この事態を処理するためによく訓練されたモンキーチームが急派された、とさ。


(その後)
 Amazonでもエラーが起きた。
さらにYouTubeでは動画と関係ないフレームが表示された。トラックドライバーの動画をクリックしたはずで動画の内容もその通りだがフレーム(枠)は動画とは関係ないピアニストのものだ。
これは何なんだろうねぇ。機能が複雑になってきて管理し切れてないのか。

2017年3月25日土曜日

IC-R6の周波数設定の怪3

 当然のことながらIC-R6はスパーヘテロダイン式の受信機だ。スパーヘテロダイン方式は、局発±中間周波数という2つの周波数を同時に受信するので、受信したくない方(イメージ周波数)をフィルタで取り除くカラクリになっている。サービスマニュアルによると、IC-R6は3段のスパーヘテロダイン方式だから7つ(=2^3-1)のイメージ周波数がある。じっさいそれぞれの感度がどれくらいあるか自分のIC-R6で試してみた。

 この測定を行っているとき面白い事実に気づいた。信号を受信していない時のIC-R6は1st-Lo、2nd-Loとも連続発振していないのだ、信号が消えると5秒後に連続発振から0.5秒程度の間欠発振に変わる。さらに1分後には1秒間隔に変わる。これは消費電力を抑えるためだろう。 つまりIC-R6は信号が無いとき0.5秒や1秒に1回(たぶん10ms程度)しか受信していないのだ。

 感度の測定は、局発が間欠発振から連続発振に変わるレベルを測定した。このレベルはスケルチが開くレベルより数dB低い。受信周波数130MHzのとき、130MHzの感度は-20dBμである。1st-Loのイメージである663.4MHzでの同レベルは64dBμ、2nd-Loのイメージは不感、3rd-Loのイメージ130.9MHzも64dBμとなった。何れのイメージも受信周波数とは80dB(電圧で1万倍)以上の差がある。

 またIFとそのイメージの感度を見てみると、1stIFが76dBμ、そのイメージが120dBμ、2ndIFとそのイメージは双方とも115dBμだった。

 しかし IC-R6は受信周波数帯ごとに回路等を切り替えているから、これは一例である。



2017年3月22日水曜日

IC-R6の周波数設定の怪2

CS-R6の機能が気になったので、前回の周波数を次のようにCS-R6で手入力し、保存してみた。

これをLT-R6で読み込んで表示させると、
 となる。 やはりCS-R6は何カ所か基本周波数に9KHzを選んでいる。

そこで同じ受信周波数で、基本周波数の違うこんなデータを入れてみた。

これを一旦CS-R6で読み込ませ、それを保存してLT-R6で読んでみた。

やはりCS-R6は基本周波数を一意に決めているようである。
一方、DUPを設定すると基本周波数も変わっている。たぶん受信周波数とDUPの周波数で基本周波数を一致させる必要があるのだろう。LT-R6はこの補正を入れていない。改修する必要がある。

ちなみに、IC-R6に図3のデータをアップし、ダウンロードしても内容はそのままだった。


2017年3月20日月曜日

IC-R6の周波数設定の怪1

以前、IC-R6で受信できる周波数は①5KHz(=25/5)、②6.25KHz(=25/4)、③8.33KHz(=25/3)、④9KHzの何れかの倍数である必要がある、と書いた。これはIC-R6の内部構造に由来しており、また基本的なチェーニングステップ(TS)でもある。
つまりIC-R6の受信周波数は内部では基本周波数(①~④の選択)×倍数として表現されている訳である。
そして、IC-R6のマニュアルによるとチューニングステップで③が選択出来るのはエアーバンドのみ、④が選択出来るのはBC(1M)バンドのみと書いてある。

まあ、そんなもんかとずっと考えていた。


今度、LT-R6を少し改造して、 ①~④の選択状況を表示出来るようにした(設定も可能)。そしてIC-R6を買ったときICOMでプリセットされていたデータを見てみた。

周波数欄の末尾の:0とか:3がこれである(0~3がそれぞれ①~④に対応している)。

 これをよく見ると、ここはエアバンドなんだけどBCバンド用の3(=④)が結構使われている。これってBCバンド専用じゃなかったっけ?ICOMさん。 他の周波数でも使えるの? 周囲の設定を見てもエアバンド用の2(=③)は全く使われてない。③って何なんだろうねぇ?

 前に書いたように、④を使わなくても全エアバンドを聞ける筈なんだけど、何故敢えて④を使っているのか?CS-R6がこう設定するの? PLLのロック時間は? 性能(スキャン速度)は落ちないの? 等々疑問は尽きない。


 ところで、 ①~④の基本周波数はどこから来ているのだろう? IC-R6の周波数は19.2MHzのTCXO(温度補償水晶発振器)を基準に生成するようになっている。MB15F63ULという周波数シンセサイザICがこれを担い、IC-R6の1st-Lo(第一局発)と2nd-Lo(第二局発)を発生している。3rd-Loは19.2MHzそのままである。


 近年のPLL技術は昔のそれよりかなり高度化しており、迂闊にもそれらをフォローできていなかった。 古典的なPLLの発信周波数は基準周波数÷m×nという式になる(mとnは整数)。このうち基準周波数÷mで基本周波数が決まり、そのn倍が発信周波数である。つまり基本周波数が周波数ステップであり、その整数倍を発振できる。これがInteger-N方式と呼ばれる従来からのPLLの考え方である。19.2MHzを3840で割ると5KHz、3072で割ると6.25KHz、2305で割ると8.33KHz、しかし9KHzになるmはない。でも6400で割ると3KHzになるのでその3倍で9KHzになる。これで理屈は合う。
 一方PLLは位相比較器からの出力を積分してフィードバックすることで発信周波数を決めるから、基本周波数が低いと積分時間を長く設定する必要がありPLLがロックするまで時間がかかる。従って5KHzステップで100ch/秒などのスキャン速度は実現出来ないだろう。

 近年のPLLはFractional-Nと呼ばれる方式が多く使われている。Fractionalとは分数を意味する。即ちnが分数でよいのである。従って周波数ステップと無関係に基本周波数を高く設定することができ、位相ノイズが低減できるとかロックが早いとかメリットが多い。近年のスペアナの分解能が格段に上がったのもFractional-N方式に寄る所が大きい。 IC-R6に使われているMB15F63ULはこのFractional-N方式の周波数シンセサイザである。

 MB15F63ULのカタログではPLLがロックする迄の時間は1msもかからない。IC-R6のスキャン速度は100ch/sだからチャネル当たり10ms。まだ余裕があるようである。





2017年3月11日土曜日

Mademoiselle Noir

YouTUBE見てたらMademoiselle Noir(Lady Black)という妙に耳に残る音楽にぶち当たった。



PPEPPINAという人が歌っているらしいが聞いたことのない名前だ。

そういえば水カンの「一休さん」も耳に残るなぁ。

・・・こういうのを挙げ始めるとキリがないから止めておこう。

でも、コムアイって逆にすると ICOM じゃねぇ?

2017年2月25日土曜日

spam感度

最近よく添付ファイル付きのspamメールを受信するのでサンプルを取っているが、自宅のVBがこれをスキャンしても警告する事はない。
しかし、職場で使っているSEPには何度かお叱りを頂いたうえにサンプルを召し上げられた。

メールソフトや動作条件も違うので一概には比較できないが、この差はどこから来ているのか?

最近解析した添付ファイルは、最終的に起動されるスクリプトがランダムに1~3文字に細切れになっており、ややこしいステップを経て組み立てて実行するようになっている。 この組み合わせの種類は天文学的な数になるのでパターンで検知することは難しいだろう。
作るのは簡単だが、SEPがこれをどうやって検知しているのか。



2017年2月14日火曜日

2017年1月29日日曜日

車のハイパー電圧安定器

車の燃費の向上とか馬力アップを謳った電圧安定器というものを売っているのは昔から知ってた。まあかなり怪しいので手を出す気は無かったが、中身は何だろうと昔から気になっていた。

そしたら中身が出ているのをYouTUBEで見付けた。次の動画の32分目あたり位から始まる。
https://www.youtube.com/embed/t-vNo6H5gww?feature=player_embedded


謳い文句は、
 ・馬力とトルクの向上
 ・ スロットルレスポンスの向上
 ・オーディオサウンドの向上
 ・バッテリー寿命を延ばす
 ・燃費の向上
 ・ヘッドライトの明るさの増加
 ・ Ignition Flow??? の改善とスターティングパワーの向上
 ・電圧の安定化とエンジンパフォーマンス改善
 ・耐水・耐熱構造
ととってもご立派だが、中身を 見ただけでクソとわかる。

この製品の主要回路はは0Ωの抵抗と4700uF25Vのコンデンサが直列に繋がっているだけ、200円程度だろうか。あとLEDとシャント抵抗、そのほか意味の無い部品数点。素人の半田付け。部品ではケースが一番高そう。

やっぱりな、。

Peek-a-Boo

Peek-a-booを検索するとヘアサロンが上位に出てくる。ケーキ屋とか幼稚園とか出てくるが昨年忘年会で使ったダイニングバーはなかなか登場しない。

元々 Peek-a-Boo とは「いないいないばー」という赤ちゃんをあやす言葉らしい。

私がこの言葉を知ったのは Kate Bush の Hello Earth の歌詞からだ。

この Hello Earthの歌詞は2つの場面が錯綜していて分かりにくく、解釈には幾つかの説があるようだが個人的に感じるのは、宇宙から地球に帰還しつつある宇宙船の中から見たアメリカの風景と、安らかに眠っている子供を乗せ自宅へ向かう車の中からふと見上げた夜空を通り過ぎてゆく核ミサイルの情景だ。 アメリカ上空には核爆発の嵐が広がり海まで達しようとしている。

たぶん東西冷戦の時代に作られた歌だが、いま某国のチキンレースで歌と同じ事が起こりそうな世の中になってきたと感じる今日この頃である。念仏を唱えて世の中が平和になるとは思っていないが、どうしたもんじゃろうなぁ?

2017年1月28日土曜日

SPAMとspam

BBC製作のモンティ・パイソンを知っている私は相当年寄りなんだろう。私は学生時代に下宿で見ていたように思う。

そしてspamの語源はこのコントである。全ての料理にSPAMが入っているレストランの風景だ。こんなシーンがあったのは覚えている。

https://www.youtube.com/watch?v=_bW4vEo1F4E


昔見たときには、この面白さが半分も分からなかったが、最近、SPAMの発音が別の意味の単語に近くdouble meaningのコントだと知って腑に落ちた。よく聞くと微妙に違う発音を使い分けているようにも思える。警官が登場するのも納得だ。

SPAMを作っている会社は大文字をSPiced hAMの意味で、メールのスパムをspamと小文字で表現するように求めているらしい。

 

(その後)

警官が登場するコントの後半がカットされ見られなくなっているのはYouTubeの規制なのか。

corega BAR SW-4P Pro に光を

職場のインターネットアクセスルータの調子が悪い。メールは細々と通っているがpingは両側とも50%以上ロスし、WEBは壊滅状態。古いアライドなので寿命が来ているのだろう。

予備も無く調達には時間がかかるようで私を含めて皆さん困っている。そこで我が家にcorega BAR SW-4P Proがあるのに気付いた。

なにぶん10年ほど前に我が家でYahooBB用に使っていたものだが電源を入れてみると大丈夫みたいだったので早速職場に持ち込んで交換してみた。

プロバイダから提供された設定情報で設定してみる。どうも整合がとれないパラメータもあるが、あれこれやっているうちのとりあえずPPPoEでプロバイダとの接続は出来た。Pingは通るがWEBが見れないしメールも通らない。DNSも引けないようだ。公開しているWEBも外から見られない。

うちはプロバイダからグローバル8IPの割り当てを受けWEBもl公開しているが、このルータは家庭用なので1IPにしか対応していないのだろう、あと致命的なのはNAPTを無効化できずインターネット側からのコネクションを通さないようだ。簡易FWの機能はあるが8IPには対応できない。つまりいろいろ機能はあるが、単純なルータとして使うには不十分。

ここであきらめた。

が、何気なくcoregaのサポート情報を見ていたら、ファームをアップグレードするとグローバル8IPに対応できるらしい。いわゆるUnnumbered PPPoEというやつだ。たぶんプロバイダのUnnumberedサービスが出て、スモールオフィス対応のため後追いで機能が追加されたのだろう。

ルータに新しいファームを入れてで起動してみると、メニューが変わりプロバイダの設定情報がピタリと当てはまる。実際にインターネットアクセスルータとして使ってみるとうまく機能した。
ただ、ログ表示機能が無くなったのは残念。

このルータの性能は100Mbpsまでないと思うが、当面これで凌ぐことが出来る。

ところで、ネットで検索するとcoregaって、他の数社と共に評判悪いんだねぇ、私は全く気にしていないけど。



2017年1月23日月曜日

最近 spam ってますねぇ

先週今週と立て続けに職場で spam メールを受けた。
数年前にも同じような事があったと思うが、うちがターゲットになっているのかなぁ。
日本語が怪しいので外国から来ているのだろう。

それにしても、どうやってメールアドレスを入手したのか、To:にはすでに退職した人も付いていた。
受けた6通のうち最初の2通はファイアーウォールで検知され添付ファイルを削除されていたが残り4通はそのまま届いたので spam がどんなカラクリが気になり少し解析してみた。

何れも添付ファイルはBASE64エンコードされたZIPファイルである。
先ず3,4通目のメールのBASE64の部分を取り出してデコードした。
それをダンプしてみると、最初の部分は

0000: 50 4b 03 04 14 00 02 00  08 00 c9 01 32 4a 49 dd *PK..........2JI.*
0010: e4 9d ee 91 00 00 14 13  02 00 14 00 00 00 30 30 *..............00*
0020: 39 36 37 39 39 39 35 34  33 2d 28 30 32 29 2e 73 *967999543-(02).s*
0030: 76 67 ec bd 57 97 eb 4a  96 26 f6 3e bf a2 54 af *vg..W..J.&.>..T.*


などとなっており、ZIPファイルの中身はsvgファイルである。

svgファイルは一見画像ファイルであるが中身にはプログラムが書ける。
ZIPファイルを解凍してsvgを取り出し,覗いてみると、画像データが続いた最後の部分にjavascriptのプログラムが入っていた。
その大部分は断片化したプログラムの一部を返す次のような関数であり、最後にそれらを結合して実行する部分が来る。

function zokfma() {
    var uhunh = "ku";
    var alwomjozj = "ow.l";
    return alwomjozj;
}


関数名や変数名はみんなデタラメであり、また実行されない目くらましの記述も多く含まれ、カムフラージュするためのソフトで作ったのだろう。

起動(表示)1秒後にスクリプトが実行されるようになっている。
その中身は、とある(たぶんハッキングされた)サイトからxfs_extension(dot)exeという実行ファイルを取ってきて実行するようになっている。2通は関数名や断片化の仕方は全く違ったが最後に組み立てて実行されるプログラムは同じだった。

そして本日届いた2通である。
基本的に同じような作りであるが、ZIPファイルに入っているのは jpg偽装されたjavascriptであり、画像データはない。断片化されたものを繋げてみると、Windows Scriptを使ってpowershellを実行し、ドイツのサイトからoutloo(dot)exeを取ってきてWebClientとして常駐させるようである。

さすがにexeファイルを取ってきて解析する気はないが、ここまで見ても対策ソフトに引っかからないように努力している様子は面白い。これをパターンで検知するのは難しいだろうなぁ。牢獄(砂箱)の中で実行させるようなチェック方法をとらないと。


これまでにも自宅にも多くの同じような spam メールがきており、その後も続いている。全て某機関に報告しているが、いったい誰が何のためにやっているのか。

2017年1月21日土曜日

Seagull-IV浄水器バトル

我が家のビルトイン型の浄水器Seagull-IV、高かったがマンションを買ったときに勢いで付けてもらったもので、もう20年ほど使っている。
それが最近蛇口のノズルの付け根から水漏れするようになった。
パッキンが寿命だな、交換しよう、と思ってノズルに力を入れたらスポッと抜けてしまった。
断面を見るとパッキンのあるべき場所で切断されている、というか半分以上はすでに切れていたようだ。後でネットで調べると電食との意見が多い。

ネットで保守部品を探した。
同じモデルは無かったが写真で見ると似たようなノズルがあり、同じメーカーだから大丈夫だろうと、コメント欄に「旧モデルに使えますか?」と書いて発注。
すると親切にも発注先から直接電話があり「モノが違うので使えません」、と。

今は方式が変わっているらしい。昔は浄水器の出口と蛇口の間ににバルブがあり配管は1本だけだったが、今は水道から一旦バルブを通して浄水ユニットへ送り、帰ってきた清水を蛇口から出すので配管は3本。常時圧力がかかっている範囲を限定して事故を防いでいるのだろう。きっと電食で事故が起きてクレーム対応となったんたのだろうね・・・ノズルの形状とは何も関係ないと思うが。

まあそれはそれとして、とりあえす蛇口全体を買うしか無いな、と思って調べるが、Seagull-IV用の蛇口周辺は定価で最低でも10諭吉以上する。これじゃあやってられない。でも楽○で安いのを見付けた。

問題はこれからである。先ず蛇口の取付穴を22Φから38Φに広げる必要がある。人造大理石の穴をどうするか。38mmのホールソーをネットで注文、電動ドリルはホームセンターで1泊500円で借りることが出来た。
穴はあっけないほど簡単に開いた。ただすでに穴の開いているのをホールソーで広げるのはセンターが固定できないため一工夫必要である。キッチンの20mmm程ある天板の人造大理石を素人工事で痛めたり斜めに穴を開けたりするのが怖かったので、予め1cm厚程の板に垂直に穴を開け、それを天板に張り付けてガイドにする事で垂直な穴を開けることができた。

つぎにホースの接続ネジが難問である。1時間かけてジ○イフルホ○ダへ行ったが、担当に聞くと、メーカー毎に独自規格だからねぇ、と返ってくる。ネットで探して似たようなものを買ってみたが届いてみると大きさが違う。どうも国内規格と外国の規格では合わないらしい。水道のネジの大部分は国内1/2インチ規格で共通化されているが、Seagullに使ってある3/8インチは国内の3/8インチ規格ではダメだった。そもそも1/2インチとか3/8インチというのは内径(水を通す部分)であってネジ部分やスパナで回す外側の六角の部分を表すものでは無いらしいから仕方ないか。

結局Seagullを扱っている数社が提供している保守部品の中から必要な部品を見繕って注文した。


まあ2週間ほどかかりましたが、浄水フィルタの部分はそのまま活用して無事に新しい水栓を取り付けることができました。

2017年1月1日日曜日

Rolling the Ball

大晦日、面白いTVもやってないのでYouTUBE見てたら、懐かしいビデオを見付けた。
まだ学生だったからこれを白黒で見てたんだな~、SEIKOのコマーシャル。

でも昔見ていたのと少し違うバージョンみたいだ。私の記憶では三角帽子かぶって大きなボールを持っていたような気が・・・。

それにしても18歳で作った「嵐が丘」を初めて聞いたときはショックだった。