会場が国際展示場のいつもの西1,2ホールではなく4階の3,4ホールに変わっていて戸惑ったが来るオリンピックの影響らしい。
今年は殆ど収穫は無かったが、(昨年まで気付かなかった?)PRUGのブースを発見した。
懐かしい。
ハムの世界にパケット通信やBBSを持ち込んだのは米国で、AX.25というCCITTのX.25を真似たプロトコルをARRLで制定し、
さらにTNCというインターフェイス装置を開発、販売していた。
私はこのキットを数台個人輸入し組み立てたことがある(これは今でも動く。いや、少なくとも昨年までは動いていた)。
そのころ私はGPNETというグループに加わり1.2GHz帯で活動(チャット)していた。
そんな中で 国内のPRUGというグループの存在を知り活動に加わった。
といっても活動拠点から遠かったのでミーティングに参加したことはなく、機関紙向けに本家の論文の翻訳を手伝っていた程度。なお写真のPOOP禁止ステッカは日本のPRUGで配布した Poor Operation Of Packet 禁止ステッカ。
このとき得た知識は、その後X.25を使う仕事でプロトコルアナライザのデータ解析ツールを作るなど随分役立った。
そして最近、IC-R6のCI-Vプロトコルの解析にまで繋がったのは事実。
当時PRUGでは独自に超小型TNCを試作し、メンバーに頒布した。
これは基板が2階建てになっている当時としてはかなり優れものだ。私もこれを1台入手し箱に入れて今でも使える状態にある。ただし基板に直付けだった電池が消耗したので外付けに変更している。
その後異動して仕事が忙しくなり活動に加わることも無くなったが、そんなハムのパケット通信がいまのAPRSやD-STARに繋がっているのだろう。
・・・で、肝心のPRUGのブースであるが、留守番らしき女性が一人いるだけで客も寄らず閑散としていた。
覗いてみたが、学会の論文の募集みたいな事をやっていた。
サイン帳もなく活気がないように感じた。
ARRL: American Radio Relay League
PRUG: Packet Radio Users Group
TNC: Terminal Node Controller
GPNET: Giga Packet Net
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