2017年9月15日金曜日

Cassini 逝く

NASAの土星探査機Cassiniが20年のミッションを終え、先ほど逝った。2017年9月15日20時56分JST頃の事である。

Cassiniの偉業を改めてここで述べるつもりは無いが、NASA-TVのおかげでCassiniの最後の瞬間を目撃できる一人となることができた。

Cassiniが土星に突入する1分前、CassiniからX-Band(上)とS-Band(下)の2つの信号が安定して受信されていた。
 

 Cassiniが大気の圧力に耐えられなくなり姿勢が維持できなくなると、まず指向性の鋭いX-Bandの信号が届かなくなる。

そしてCassiniが壊れ始めてS-Bandの信号も消えた。S-Bandは姿勢喪失に備えた指向性の緩いアンテナの筈である。

 このときCassiniは土星に飲み込まれ、その一部となったのだろう。この間は1分もなかったように思う。

Cassiniの偉業に心から感謝したい。






2017年9月11日月曜日

中高年向けガム

う~ん。
老人力を減退させるこんなガムを売って良いものだろうか。
試してみたくもあるが、ぐっと堪えて通り過ぎた。

2017年9月4日月曜日

ドラレコ・リコール

ユピテルのドラレコ DRY-FH200 がリコールになった。
私は昔からユピテルを愛用しており DRY-FH200 も使っていた。



DRY-FH200 はエンジンキーを切っても30秒ほど録画するが、そのため少し大きめの電池を内蔵している。
その電池が時間とともにヘタってくる。

問題は、電池が30秒間持たないくらい劣化した場合である。
当然録画の途中で電源が切れる。それが悪さしてSDカードのファイルが壊れる。
結局、いつの間にか録画データが残らない機能不全の状態になっていた。
警告を出して電池交換を促せばよいのだが、そうなってないのでこれは欠陥商品だろうと思っている。

SDカードが壊れている事に気付いたとき、数秒で電源が切れることも分かり、電池が劣化したことは明白だった。ドラレコの中を開けてみたら電池はパンパンに膨れていた。
ユピテルに電池をパーツとして売ってもらえないか連絡を取ったがダメだった。修理なら受け付けるが高いので新品を買ったほうが良いみたいな話で、ふざけたビジネスモデルだと感じた。
1年以上前の話だったと思う。

結局、自分で電池を調達して交換するつもりで残しておき、とりあえず新しいドラレコを買い足した。 そして今日、発火の恐れでリコールのニュースが流れた。
早く気付いて外して良かった・・・燃えたら悲惨だったよな~。

当然、交換を早速申し込んだ。

いつ新しいのが届くのかな?


(そして約2週間後・・・)
届きました。
 別機種ですけど。

そして、想像した通りこの機種、オークションにいっぱい出てきました。

2017年9月3日日曜日

PRUG

今年もハムフェアに行った。
会場が国際展示場のいつもの西1,2ホールではなく4階の3,4ホールに変わっていて戸惑ったが来るオリンピックの影響らしい。

今年は殆ど収穫は無かったが、(昨年まで気付かなかった?)PRUGのブースを発見した。

懐かしい。

ハムの世界にパケット通信やBBSを持ち込んだのは米国で、AX.25というCCITTのX.25を真似たプロトコルをARRLで制定し、


  さらにTNCというインターフェイス装置を開発、販売していた。

 私はこのキットを数台個人輸入し組み立てたことがある(これは今でも動く。いや、少なくとも昨年までは動いていた)。



これを使えば、1:1で直接通信したり、BBSにアクセスしたり、商用インターネットなど無かった当時でもデジピータという中継局を何局か中継させて遠の相手とも無線通信することができた。

そのころ私はGPNETというグループに加わり1.2GHz帯で活動(チャット)していた。


そんな中で 国内のPRUGというグループの存在を知り活動に加わった。
といっても活動拠点から遠かったのでミーティングに参加したことはなく、機関紙向けに本家の論文の翻訳を手伝っていた程度。なお写真のPOOP禁止ステッカは日本のPRUGで配布した Poor Operation Of Packet 禁止ステッカ。

このとき得た知識は、その後X.25を使う仕事でプロトコルアナライザのデータ解析ツールを作るなど随分役立った。
そして最近、IC-R6のCI-Vプロトコルの解析にまで繋がったのは事実。

当時PRUGでは独自に超小型TNCを試作し、メンバーに頒布した。


これは基板が2階建てになっている当時としてはかなり優れものだ。私もこれを1台入手し箱に入れて今でも使える状態にある。ただし基板に直付けだった電池が消耗したので外付けに変更している。




その後異動して仕事が忙しくなり活動に加わることも無くなったが、そんなハムのパケット通信がいまのAPRSやD-STARに繋がっているのだろう。


・・・で、肝心のPRUGのブースであるが、留守番らしき女性が一人いるだけで客も寄らず閑散としていた。
覗いてみたが、学会の論文の募集みたいな事をやっていた。
サイン帳もなく活気がないように感じた。

ARRL: American Radio Relay League
PRUG: Packet Radio Users Group
TNC: Terminal Node Controller
GPNET: Giga Packet Net