2016年12月4日日曜日

換気扇大掃除

6~7年前から台所の換気扇の音がうるさくなった。
ベアリングの玉が錆びついている感じでガサガサ音を立てながら回る。
当然CRC 5-56の出番である。
といっても、隙間があるのは表側の回転軸の所だけなのでそこに一吹き。

そのまましばらく回していると、5-56が届いたのか静かになってくる。

そんな事を1~2年毎に繰り返していたんだけど、症状は少しずつ悪化。
まあ20年近く使っているから寿命とも思えるが・・・。

2年ほど前、意を決してバラしてみた。
もっと早くやってみたかったがモーターを取り外すには場所が奥まって狭く不自然な姿勢を強いられるうえに手元に適当な工具が無かったので出来なかった・・・その後工具(ナット回し)を手に入れて挑戦した。
そして直接両側のベアリングにCRC 5-56を吹き付けた。
これで当分悪くなるまい、と。



しかし、また現象が始まった。

知人の某氏曰く。CRC 5-56は熱を持ったり高速回転する所には向かない。そういう所にはリチウムグリスを使え、と。

それで、今回はCRCのスプレー式リチウムグリスを使ってみた。
これで長く持ってくれるといいんだけどね。





WEB異常アクセス

LT-R6を公開しているGoogle Sites のアクセスがモニターできるんだけど、最近異常に多くなった。

 もともとオタッキーなページで、それほどアクセスない筈だからからこれは異常。
 アクセス元はロシア国内のサマラやサンクトペテルスブルグが大部分。
しかも、アクセスしているのはルート(/)のみ。そこには中身(WEBページ)は無いんだけど・・・。
言語欄に「トランプに投票せよ」と書いてある異常さ。ブラウザはsafaliやchromeなどApple系が大部分。
 WEBページに変更が加わると通知メールが来るようになっているのでセキュリティを破られた訳では無さそうだけど。
何なんでしょうねぇこれは。


2016年11月5日土曜日

ぶどう山椒味の柿の種

何気なく立ち寄ったスーパーでぶどう山椒味の柿の種を買った。柿の種はあまり好物では無いが山椒味に惹かれた。
開けててみると、強い山椒の香りが素晴らしい。食べてみるとピリピリと山椒の刺激がたまらない。

刺激が強いので誰も食べないだろうとタカをくくって少しずつ食べていたら、ある日遅く帰宅した息子が見付けて、残りの3小袋を一気に一晩で食べられてしまった。

期間限定でもう手に入らないのかと検索したら、Amazonでまだ注文を受け付けている。入荷まで2~3ヶ月、発送は年末か年明けになりそうとの事。 早速注文したら、入荷が早まったとの事で1週間ほどで入手できた。

これからはゆっくりたべられそうだ。

2016年11月4日金曜日

遅ればせながらGP-IB


最近Agilentの82357BというUSB-GPIBインターフェイスの新品が安くオークションに出ている。値段には大凡3段階あり最安値が13K円超程度で即決、配送が中国からと思われ2週間程度かかる。
次が18K円程度で モデルが82357Aと古く転送速度がやや遅いが国内業者が扱っている。高いのは20K円以上で色々あり、以前ならこれらが普通の値段、しかも中古で。

最安値のものは即決ながらかなり怪しくて、注目しているが 殆ど応札がない。純正新品と書いてあるが私を含め誰も信用していないようだ。

そんなオークションを注目しているうちに、ふとしたことでAmazonでも同じ値段でプライム商品として売っていることを発見、即納だったので買ってみた。

 届いた箱はAgilentの名前が印刷されてあり、それっぽい。マレーシア製だ。

箱にはシリアルナンバーのシールが貼ってあるが、その上から並行輸入品のシールが被せてありシリアルナンバーは確認出来ない。 剥がしてみるとシリアルナンバー出てきた。


 箱は、ISO9001認定、最終検査済み、らしきシールで封印されている。

同封の書類「検査証明書」みたいな物は2009年11月の日付の書式の乱れやスペルミスがあるデタラメな英語と内容で、シリアルナンバーや担当者のサインも無い紙屑。

同封のCDも雑なラミネート包装のコピー品みたいだ・・・バージョンも2世代古い、日本語も書いてある。そもそもAgilentとなっておりKeysightになる前の物、2009年頃の物らしい。でも、最新のソフトがKeysightからダウンロードできるので問題は無い。

密封されずジップパックに入ってきた本体もそれらしく出来上がっているがシリアルナンバーは箱のものと違い胡散臭い。USBケーブルも市販品みたいなのを使っているが、そうだという確固たる証拠は無い。タグも付いていないしねぇ。

で、問題の本体の動作だが、単体では普通の動作に見える。 Keysightからダウンロードしたソフトがオークションで入手した手持ちの測定器類に年代的に対応していないようで、というより新しい測定器しか相手にしていないようで、測定器を繋いでも物によって反応があったり無かったり。例えば33120AだとちゃんとIDが返ってくるが、IDを返さない物もある。経験が無いのでまともに動いているのか判断できない。
直接VBAでソフトを書く必要があるのかなぁ。

もう少し進んだらレポートします。

P.S.
検査証明書に書いてあった検査担当者の名前を検索したらマレーシア大学卒で以前マレーシアのAgilent Technologiesに勤めていた人のFacebookがヒットした。証明書は英語が分からない人が本物を打ち直したのかな。

Amazonではこの商品がどんどん値上がりしている(最初に見たときは\12Kだった)。売れているのかな? アメリカ発送品まで出てきた。



2016年10月9日日曜日

最近バグってますねぇ

最近Bloggerの動きが変、バグってますねぇ。
読むだけなら何とも思わないかも知れないが、書き込むとブランクのページになったり、抜け出せなくて結果として複数のページが表示されたり、下書きになってたり今日は特に酷い。

先日までは「閉じる」を押すと勝手に2つくらい前のページに戻ったりしていたし。

バックアップを取っていないんで消えたら泣くんだけど・・・

2016年9月7日水曜日

ご当地カレー


春にこういうカレーを食べたのを忘れていました。
写真では立体感が出ませんが、真ん中はかなり尖ってます。10cm位かな。
ライスに乗っている青のりは雪のつもり?

コップを逆さにしてみると分かると思いますが、有名な山の側の道の駅です。

味はそれなり、カレーに浮いているポテトとニンジンが素人っぽい。


そういえば、写真は無いけど国会図書館の食堂の超大盛りが圧巻です。今度行くチャンスがあれば写真撮ってきますね。

2016年9月5日月曜日

恋の木神社

Upするのが遅くなりましたが、この夏はこんな所へ行きました。

・・・といってもここはいつもの通り道にあるんだけど、これまで知らなかった。
 NHKの72時間でも放送され、全国から参拝者が来るとか。

側には猿田彦も祭られていました。

2016年9月4日日曜日

KEK一般公開

ん十年ぶりにKEKの一般公開に行ってきました。KEKって今は「高エネルギー加速器研究機構」って言うんですね。
広い駐車場には関東のあちこちのナンバーの車が・・・アンテナの付いたアマ無線と思われる車も多かった。

広大な敷地に巡回バスが回っていますが、ほぼ満員状態。あちこちにあるビルの中(地中)に面白いのがいっぱいあって写真を載せたいんだけど、全てがデカすぎてスマホじゃぁ良い写真が撮れない。
これは高さ2m位あるクライストロン。こんなんがズラ~っと並んでいるのはまだ可愛い方。
ちなみにこれの出力は1個で40MWなんだけど2.8GHzで4μsということは1パルスは10サイクル程度。繰り返し50Hzということは平均電力8KWか。

324MHz、こんな低い周波数の導波管なんて初めて見た。

一応それらしい写真も撮れました。
これは電子/陽電子の加速器。2m程度の同じものが数百段繋がっているようでした。加速器と言っても速度は殆ど増えない。でもエネルギーは1段あたり10MeV(だったっけ?)増える。相対論の効果で質量が無限に増えるから・・・目から鱗でした。

最先端の物理学を研究しているんだけど、その実体は工学の塊。しかも桁が違う。
高価な測定器もゴロゴロと川辺の石ころみたいに散らばっている。

宇宙の神秘を探るコライダー(衝突器?)はデカすぎて写真に入りませんでした。

いやぁ、ここに就職すればよかった。

一日歩き回ってクタクタに。

もなか

予約したうえで銀座のお店に行かないと買えない最中、4~5年ぶりに買いました。味は上品で値段もリーズナブル。ただし、ご覧の紙箱に直接入っているので、そのまま日が経つと乾燥してしまうそうでビニール袋に入れて保存してくださいとの事。それでも賞味期限は1週間ほど。

何でもJALのファーストクラスにこれが出るとか・・・。

2016年8月24日水曜日

ハムフェアにて 2016

今年のハムフェアは40周年ということで、おまけに缶バッジをくれた。
そして戦利品はこちら・・・ジャンク屋での売りは18GHzまで使える5W 30dBのアッテネータということだった。本当は20dBのが欲しかったんだけど、、、何度か悩んだ末に30dBでOKした。

で、帰って計ってみると減衰量は20dBではないか。
希望通りとはいえ、おかしいな~。

よく見ると、オスコネクタに刻印がある。拡大すると、

  INMET 4B5W 20dB

とある。
ネットで調べるとカタログが出てきた。
それによると、DC-4GHz 5W 20dB というものだった。
希望にピッタリなんだけど、損した気分。

それにしてもハムフェアって、私を含めて老人会の様相を呈している。
参加者の平均年齢が知りたい。
ただ、老人がものすごく元気なのが凄い。


2016年8月21日日曜日

嵐の前の・・・

日本近傍を3つの台風がうろついている。

明日はその1つが関東に上陸との予報。台風の前日の夕焼けはいつも綺麗なんだけど、
今日も綺麗でした。

2016年7月31日日曜日

VDMって御存知ないとは思いますが

最近訳あって形式手法(Formal Method)を勉強している。形式手法とは数学的な考え方(数理論理学)をソフト開発やハード開発に持ち込み信頼性を確保する手法の総称。形式手法の歴史は長いが一部の人にしか知られてないと思う。

その中でも比較的取っつきやすいのが厳密さより実効性を優先するライトウェイトと呼ばれる手法であり、VDMはIBMが開発したその1つ。VDMには表現するモデルに対応してVDM-SL、VDM++、VDM-RTの3つの記述言語があり、最初のVSM-SLはISO規格にもなっている。VDM自体はロジックの記述に使えるが手足がほとんどない。数学の清い世界にI/O等の泥臭い話は馴染みにくい事は理解できる。でも実用に使うにはI/O等は避けて通れない。

VDMの開発環境としてEclipseの上に構築されたOvertureがフリーで使える。つまりVDMはJAVA-VMのバイトコードにコンパイルできる。守備範囲の広いJAVAと繋げて使うこともできるようだ。・・・このやり方はOverture User Guideの中に書いてあるがイマイチ分からなかった。

VDMとJAVAでは表現できる世界や規格の決め方が異なるから単純に繋げられないことはわかる。例えばJAVAの整数(long)に対応するVDMのデータ型には整数、自然数(2種類)の3種類ある。文字列の表現がVDMでは3通り可能・・・ってな具合。
結論から言うとVDMからJAVAを呼び出す場合と、その逆でやり方が全く異なった。これを解説すると長くなるから別の機会に。

・・・とりあえず



2016年6月26日日曜日

iMac G5 iSight の持病に挑戦(その2)

 iMac G5 iSightのロジックボードと電源ユニットの電解コンデンサを一式集めるのに秋葉原で4軒回った。同じ容量でもサイズが違う物があったりするので、実物と同じサイズを調達するのは結構面倒である。Appleの場合サイズには気を遣う。大きすぎると組み立てられないし、小さすぎると寿命が短くなる。さらに68μFは無かったので100μFで代用する事とした。ここは交換部品のキットが欲しいところ。米国ではキットを売っているが、コンデンサは日本製と書いてあって$15~30$くらいだが、JPY表示の物は1桁高かったりして輸入する気が失せる。


 電源ユニットは整流した100Vを溜める150μF/420Vを除いた6個の電解コンを全て交換した。うち2個は150μFの下に隠れている(この2個の劣化が激しい)。交換後負荷をかけて試してみたが、正常に動作しているようである。


ロジックボードにも挑戦した。パターンが太い電源やアースに繋がっている場所はハンダ吸取器の熱容量が負けてううまく吸い取れない。60Wのコテを併用して何とか作業ができた。
 交換予定の電解コン16個のうち13個は交換できた。しかしヒートシンクを外さないとハンダ面にアクセス出来ない場所があり、ヒートシンクが離れず、かといって力をかけてボードやLSIのハンダを痛めるのは本末転倒なので中央の3個の電解コンは交換を断念した。
 取り外したコンデンサを調べてみたが、膨らんでいた3個の1800μF6.3Vは容量が1割程度になっていたが、他は容量の減少は無かった。中央の3個はこのまま放っておいても大丈夫だろう。

 注文しているコーティング剤が届いたら組み立て直そう。・・・そしてこうなった。
 

 メデタシ、目出度し。

 そう、あまり表に出ないけど部品以外にもフラックスリム-バ、コーティング剤、ヒートシンク用のグリース、耐熱テープなど小物が要るんだよね。ただ導電性テープは高くて手が出なかった。掃除道具(掃除機や導電性ブラシ)も必要。あと分解・組立には柄の長いT-6,T-8,T-10のドライバ-も必須。ハンダ鏝やハンダ吸い取り器、静電気を逃がすためのアース線もね。

2016年6月21日火曜日

iMac G5 iSight の持病に挑戦(その1)

 iMac G5 には突然起動出来なくなる持病がある。原因は①電源ユニットの電解コンデンサ、②メインボードの電解コンデンサ、③グラフィックプロセッサの何れかであることはネットを検索すれば出てくる。

③は表面実装のグラフィックプロセッサの半田付け劣化でやり直し(reballing)が必要。しかしYouTubeでG5 reballing を検索したら分かる通り、その道のプロ以外手を出せない。
①や②なら電解コンデンサの交換で済む。予めこれを一台分集めたキットも売っているようだ。②は多層基板に無鉛ハンダで付けてあり、さらにコンデンサの片足が熱が逃げやすい接地に繋がっているためかなり注意して作業しないと基板を壊してしまう。
①は最も簡単で、最悪の場合でも電源ユニットの中古品を調達すれば済む。

 先日知人から iMac G5 iSight の修理を頼まれた。全く立ち上がらない。ネットで調べた方法で分解し、電源ユニットを取り出した。
 Apple製品の分解には様々な工具とモデル毎のテクニックが必要で簡単ではないが分かってしまえば難しくはない。
 このiMac(MA064J/A、A1145らしい)の分解情報はこれが最も良かった。やはりこの分野はFIXITが秀逸。

https://www.ifixit.com/Guide/iMac+G5+20-Inch+Model+A1145+Power+Supply+Replacement/1152

 とにかくネジの形状やピッチが様々なので、注意して取りかからないと分解は出来ても組み立てられなくなる。

この中華電源は小さくシンプルな割には12.1V×15.4A≒185Wと高性能だ。普通のPC用電源と違って単電圧出力で修理しやすい。100Vを繋いでみるとそのままで12V出てくるが、2.7Ωの負荷をかけて5A取りだそうとすると2V位に落ちる。

 負荷を変えたり電解コンにパラに電解コンを追加したりしてみると、一度12Vが出始めると10A取り出してもちゃんと12V維持出来たりする・・・こういう場合によく見られる不安定な症状。前に修理したTVカメラの電源部もこういう症状だった。制御部が劣化して保護回路が働いているのかな。それにしても高負荷でも熱くなる部品がなく、かなり高効率のようだ。

 一方、電解コンデンサを使うとき使用する電圧の3倍の耐圧のものを使うのが普通だと思っていたが、ネットで調べても3倍の根拠はない。ピーク電圧が耐圧を超えなければ良いらしい。でもサージ電圧などを考えると2倍くらいは欲しいところ。現物ではここに電圧12Vに対し耐圧16Vの物を使っていて、低すぎるように思う。これと熱が寿命を縮めている原因だろうか。

 まあ、とりあえず電解コンを全取替えてみよう。

 先ずコンデンサを取り外して容量を量ってみた。

  2200μF ⇒ 2100μF
  2200μF ⇒ 2080μF
  2200μF ⇒ 2130μF
  1000μF ⇒  929μF
    68μF ⇒  4.5μF
    22 μF ⇒ 17.5μF

となっており、68μFの劣化が顕著だ。他はほぼ20%に納まっている。ただ、68μFって売ってないんだよな~。

 (こう書くと簡単に取り外せるように見えるが、融点の高い無鉛ハンダはかなり高温にしないと溶けけないし、片足はGNDに落ちているので熱をもの すごく吸収される。タイミング的にも一瞬長くコテを当てる必要がありコツがいる。無理するとスルホールごと抜けてきて悲惨なことになる。温度調整のできる 半田吸い取り器をMAX500℃にしてやっと取り外す事が出来た)

 ついでにメインボードをチェックした。電解コンは裏側に付いているのでボードを取り外してからでないとチェック出来ない。データ保持用ボタン電池もここについていて最悪のメンテナンス設計。 電解コンデンサは幾つか膨らんでいた。やはり交換が必要だ。

 週末は秋葉原行きだな~、天気悪そうだけど。




2016年6月11日土曜日

もじゅれーしょん・どめいん・あならいざぁー

先日Modulation Domain Analyzerという測定器を入手した。
前から欲しかったんだけど、具体的にどう使えるかは分からなかった。
とりあえず(マニュアルを見ずに)手持ちの10MHz発振器の特性をいくつか見てみた。
表示SPANは全て1Hzにしたのでグラフの両端の幅が1Hz。

これは以前自分でOCXO化したTR5822のレファレンス(基準発振器)だが、初めてなのでどう評価したら良いかな。追加したDC-DCコンバータの電源ノイズ気になっていたが他に比べて綺麗なので、とりあえずこのまま置いておいて大丈夫だろう。

これはHP5334Bのレファレンス。TR5822と同じスケールで見ているが裾の広がりが気になる。精度向上のテクニックとして意識的に分散させる方法があることはHPのドキュメントで読んだように思うが、これがそうなのかは分からない。そう思うとこれはガウス分布かな?なんてことが気になってくる。

別の機械でこういうのもあって、不自然な非対称性は何か潜在的なトラブルかな。

 ここでアナライザ自身のレファレンスを見てみると、

さすがに綺麗だ。これが限界でこれ以上の測定は出来ないだろう。スパンをもっと狭められるので見てみたいが、これは後のお楽しみに残しておこう。

つぎにRb発振器はこうなった。少し非対称なのは電源が弱いのかな。少しいじる必要がありそうだ。

某社中古SGのレファレンスはこうなった。かなり酷い状態だ。これこそ電源に問題があるのかな。

 このように、今まで見えていなかったものが見えるようになって、今後の方向性が見えてきた。安く落とせたし、とっても良い買い物をした気分だ。




2016年5月28日土曜日

IC-R6で聞ける周波数

モリクマノートによると、IC-R6で受信できる周波数は①5KHz、②6.25KHz、③8.33KHz、④9KHzの何れかの倍数である必要がある。

2014-2015年版周波数帳に記載されていた120MHz帯のエアバンドをExeclで調べてみたが、①~③のどれでも合う(割り切れる)ようである(一方④はあまり合わない)。




そもそも①~④には想定される適用対象がある筈である。④の9KHzセパレーションの対象は中波放送であることは明らか。①~③はそれぞれ25KHzを5、4、3つの波に分けている。従って25KHzの倍数であれば①~③のどれでも合う。

逆に言うと1つのエアバンドを受信するのにメモリーの設定方法に3種類あるのだが、どれを選ぶべきなのだろうか。この値はPLLの分周比や基準クロックを設定するのに使われている筈であるが、やり方によってロック時間が変わるのだろうか。受信感度はどうだろうか? そのうち試してみたい所である。
マニュアルによると③はエアバンド専用、④は中波(1Mバンド)専用らしく、他のバンドでは選択出来ないいようだ。


改めて、LT-R6でどの組み合わせを選択しているか調べてみたが、ろくに調べもせず変なロジックを組んでいた。テスト段階のものをそのまま適用していたようだ。全ての周波数で①②の適用可否をチェックしているが、③のチェックが抜けている(上記の通り実害は無い)。④は中波のみ最後に適用をチェックしている。
次のアップデートでこの辺りを修正する必要がある。

ついでにIC-R6のチューニングステップとの関係を調べた。 チューニングステップは①~④の倍数になっているから①~④で表現できれば(特定の周波数を除き)受信可能である。1MHzから1KHzステップの周波数についてHz単位で計算してみて、受信可能な周波数を抜き出した。


 他に制限がかかっていないとすればΔFが0(水色)の所が受信可能になる。一見不規則に見える飛び飛びの値が受信可能となることがわかる。

これを見ると、100Hz単位のチューニングが必要なSSBをIC-R6を改造してでも受信するのは難しい。SSBを聞きたいなら根本的に設計を見直す必要がある。

この続きはこちら

2016年5月24日火曜日

フロスならこれ

歳とともに歯茎が後退するのは避けがたい。従って歯のメンテは必須。
以前西日本へ単身赴任したときこんなフロスを買った。極細の繊維が束になって幅広にセットされており、歯茎にも優しく極めて使いやすい。太めの繊維数本で出来ている他社の物も買ったが痛いだけで汚れが掻けなかった。

おかげで、若い頃虫歯で抜いた親知らず1本以外は全て健在である。 近所(関東)ではこれを見かけないが残念(通販でなら買える)。
製造を続けてよねエビスさん。

2016年5月18日水曜日

アマゾン事故

これまでオークションやネットショッピングを長い間続けてきたが今まで全く問題なかった。しかし今回初めて事故った。

先月、米国アマゾンのマーケットプレースに中古の専門書を発注した。本の値段と同程度の送料がかかるのだが、それを見込んでも日本で買うより安い。安いんだから一月待っても良いか、程度の認識だった。



しかし20日ほど経って届いたのは注文したのと全く違う本だった。程度もあまり良くない。

 なんじゃこりゃぁ~。当然、即クレームを入れた。

すると帰ってきた返事は、返金で対応するとのこと。本当は早く本が欲しいのだけど。

仕方が無いので、前回より安く売ってた別の業者へ再度発注。

これでまた一月待つ事になるなぁ。

まっいいか。

これとは違う話だが、最近日本のアマゾンで安い中華物をよく売ってる。中華物はあまり信用していないんだけど安さに負けて買ってしまうこともある。発注すると二週間くらいかかって中国から届いていたんだけど、最近売れ筋では国内発送らしき物もあり、早く届くようになった。

中華物は内容をよ~く確認して、ちょっとでも怪しい物には手を出さないことが大事。そういえば以前買ったノートPC用のバッテリーは酷かったな-、殆ど充電出来なかった。これも事故のうちか。

あと、コネクタ付きの高周波ケーブル買って、片方のコネクタが不要なので切ったら同軸ケーブルじゃなくてシールド線だったって驚きの話もあった。

3000年の歴史は常識じゃあ計り知れない所がある。

2016年5月14日土曜日

エアコンが来た

 マンションの中層階にある我が四畳半ラボラトリーは長い間エアコンなしで済ませてきた。自然換気と扇風機さえあれば30℃以上あっても何とかなるんだけど、この度財務省のご厚意でエアコンがついた。なんでもKとYの敵同士の販売コラボ商品で安いとか。
これでこの夏は快適に過ごせそうだ。

2016年4月30日土曜日

自作クローニングケーブル(作品1)BLOGが消えていました

最初に作った自作クローニングケーブル作成のBLOG(いわゆる作品1)が消えていました。

何かの折に誤って消したと思われますが、内容はこちらにありますのでご参照ください。

2016年4月28日木曜日

自作クローニングケーブル(作品2)

以前秋月で買っておいた「超小型USBシリアル変換モジュール(AE-FT234X)」を使ってクローニングケーブルを作ってみました。

モジュールの大きさは15mm×11mm程度で、マイクロUSBコネクタが付いています。
小さいうえに何かに取付るような構造になっていないので箱に入れる程の事もなく、熱収縮チューブで覆うだけで済みます。

モジュールの他に必要な物はプルアップ用の抵抗1個(手持ちの12KΩを使った)とワイヤードOR用のショットキーダイオード、後は3Pプラグと線材のみ。

 表はこんな感じで、RXDからTXD向きにダイオードを入れてます。シールド線がCI-Vの信号です。

 裏面はこんな感じで+5VとRXDの間にプルアップ抵抗を入れています。

 組み上がった全体はこうなっています。オスの3PプラグはIC-R6のイヤホンジャックに入れます。3Pのジャックはステレオ用イヤホンジャックです。

モジュールを熱収縮チューブで覆いましたが、USBでコンピュータと接続すると点灯した青色LEDの光が透けて見えます。

クローニングケーブルとしての動作に問題は無く、普通に使えます。

なおダイオードやプルアップ抵抗が必要な理由は ⇒ こちら

2016年4月24日日曜日

ソニーテクトロニクス(Sony Tektronix)の測定器はフェニックスか?

遙か昔、大崎のソニーテクトロニクスに会社訪問に行ったことがある。

そしたら社員の方が言うには、メンテで預かった測定器は先ず水洗いするんですよとの事。
当時の機械でそんな事するなんて凄いと感動した事を覚えている。
(今から考えると、乾燥法も聞いておけばよかった。真空乾燥かも。)

だから、オークションに出ているテクトロは程度が相当酷くても物理的に問題が無ければ何とかなると思っている。

2016年3月23日水曜日

HP5334Bの3GHz!!! 対応(続の2)

 その後、注文していたプリアンプ(HPMA-0285)が届いた。
一応サイズはデータシートで確認していたが、実物は思っていたよりずっと小さかった。規格はオリジナルのMWA0204より帯域が少し狭く2.7GHz、NFが1dBほど悪い。全体のNFは初段で決まるからちょっと気になる。
取り付けるとこんな感じで、オリジナルよりかなり小さい。

 実際に周波数を計ってみると、若干感度が上がったようだが劇的な変化はない。下は80MHz位から-20dBm位まで計れるが2GHzあたりから急に感度が低下し3GHzだと10dBm位必要になる(前回の結果と違うが理由は不明。初段は無い方が特性が良いかも)。リミッターを付けないと6dB以上感度が上がることは確認したが外しておく勇気は無い。 なお入力から6dBのアッテネータを経て0.2V(ほぼ0dBm)のリミッターが入っており、入力換算で6dBm辺りから効くようであるが、周波数特性を含めて吟味する必要があろう。

 プリアンプを追加してもスレッショルドの調整は殆ど変わわなかった。試しに手持ちの12KΩをR320に入れてみると調整ボリュームを30度ほど左に戻す事になったが、敢えて入れる必要も無さそうだ。

 まあ、とりあえず3GHzが計れるから良いか(ウォームアップしていないので周波数は若干ズレてます)。ただ最終的には-20dBm/3GHzの感度が欲しいところだが基板が1.3GHzの設計でそれなりの部品しか使ってないだろうから、使い物になる安定した性能を発揮させるにはもう少し研究してみる必要があるだろう。

 もう少し特性の良いプリアンプやリミッターが入手出来たら入れ替えて試してみようと思う。

  ちなみに3GHzまで計れる仕様のHP53131A のオプション030に使ってあるプリアンプ(MSA-0986)は5.5GHz位まで伸びている。同じくらいのチップが欲しいところ。

2016年3月20日日曜日

HP5334Bの3GHz!!! 対応(続)

 ソフトの開発も一段落したので(というか足りない情報を補うために本を発注したので、それが届くまでの束の間に) 5334BのカウンタのCチャネル実装に取り組んた。その結果手持ちのSGの限界である3GHzまでカウントできる事が判った。


 先日、発注していたBNCコネクタが届いた(AMAZONで発注したら中国から)。パネルの裏側から取り付けられるものだ、そうしないと後で分解が面倒になる。具体的にはBNCメス-MCXオス変換アダプター20cmケーブル付きで、これを切って使用する。
 コネクタを取り付けられるようパネルの穴開けをやった。これで板金加工はOK。

なお、パネルを外すには同軸コネクタのナットを外す必要があり、9/16インチのレンチが必要。また、つまみを外すにはT-5のトルクスが必要で、さらにナットは5/15インチとあまりお なじみでないサイズの工具を揃える必要がある。
 9/16インチのレンチがホームセンターに無かったので14mmの(ディープ)ソケットレンチで無理に 外し、ナットに少しキズを付けてしまった。 5/15インチのナット回しは8ミリのソケットで代用した。


 次に半導体を追加する。ダイオードは通販で仕入れたHSMS-2812を2個ずつ対面に組み合わせリング状に組上げたものを2つ用意。これくらいの大きさになると半田の表面張力が部品の重さに勝つので押さえておかないとうまく組み上げられない(大きさは楊枝の頭と比べてみてください)。

 これをHP5334Bの基板に乗せて こうなった(ダイオードの取付け場所は黄色の円内。紫はプリスケーラ用ソケット)。

ちなみにこの部分の回路図はこうなっている。リミッターはわかりやすいがピークディテクタはダイオードの書き分けがよく分からない。また256分周できるディバイダを64分周で使っているのは良しとして、+接地で使うのにどんな意味があるんだろう。



 プリスケーラは秋月で買ったμPB1507GV(3GHzまで使える)をDIP変換基板及び連結ソケットに乗せてこんな感じ。連結ソケットは上下があり、細い方をソケットに挿すようにしないとソケットを壊してしまうので要注意。DIP変換基板は種類が多く迷うが、これは0.65mmピッチのP-08210という10個180円のもの。 取付場所は上の紫の円内。ここがソケットになっているのは将来アップグレード出来るようになのか。というのは発売当時の仕様は1.3GHz迄だが、今は3GHzまで使えるプリスケーラICが簡単に入手できるから。


 ソケットにプリスケーラを乗せてSGの出力を接続し周波数をチェックすると、Cチャネルは(2.8GHzあたりの)デタラメな周波数を表示してまともにカウントしてくれない。一方1GHzでは正しく表示する事もあり、1.5GHzを入れると3GHzを表示するが感度は悪い。オシロで見ると同じ周波数を入れてもレベルによってプリスケーラの出力周波数が変に上下する。不思議な現象だ。
 ただ、本体は64分周で3GHz位まで計る性能があることは分かった。

 さらにオシロで細かくチェックすると、3段あるプリアンプ(MWA0204)の最終段(U303)が死んでいることが判明。 適当な代替品は手持ちに無いし、回路図上最終段はパスしづらいので1段目のICを外して3段目に入れた。1段目はジャンパーを入れてパスさせている。
 そしてこうなった(ピンクの丸が1段目をパスさせるジャンパー。プリケーラICの上には電源のパスコンを追加してます)。
黄色の丸はピークディテクタのスレッショルド調整。部品を組み上げただけでは信号が無くてもランダムな数字を表示してしまうので、この可変抵抗を調整して無信号時にカウントしないように(ゲートランプが点滅しないように)する。
 なお、R320は未挿入になっている。この抵抗はスレッショルド調整の可変抵抗と並列に入り、可変抵抗の調整範囲を決める。この抵抗の値は工場で決めることになっている(標準的には10KΩ)。この値はプリアンプの発生するノイズによって決まるんだろうが、とりあえず抵抗を入れなくても大丈夫だった。プリアンプの初段を付けた後で状況を見て再考することにする。

  組み上げてSGを繋いで計ってみる。プリアンプICの特性も結構上まで伸びているしプリスケーラも3GHz対応だから不思議な事ではないが手持ちSGの限界である3GHzまで平気で計れた(0dBmにて)。素晴らしいね~、ヤフオクでこれを落とした甲斐があった。

よく考えてみると、ベースとなるカウンタはは100MHz以上まで計れるから、64分の1のプリスケーラを使えば6GHz以上10GHz位まで行ける可能性がある。あとはやる気の問題か。なおSGはこの時点では較正していないので少しズレてます。

 これまで使った部品は、
   ・パネル用BNCコネクタ  ¥514 (BNCメス-MCXオス アダプター+RG316 20cm )
   ・μPB1507GV         ¥400
   ・HSMS-2812        ¥320 (¥400/5個)
   ・DIP変換基板       ¥18 (¥180/10個)
   ・連結ソケット        ¥60
   ◎合計           ¥1312円
といったもんです。

 プリアンプが1段足りないので補充しないと・・・同じ部品は売ってないので代替できそうな部品を発注。
 ・・・(続の2)へ続く。