2016年6月11日土曜日

もじゅれーしょん・どめいん・あならいざぁー

先日Modulation Domain Analyzerという測定器を入手した。
前から欲しかったんだけど、具体的にどう使えるかは分からなかった。
とりあえず(マニュアルを見ずに)手持ちの10MHz発振器の特性をいくつか見てみた。
表示SPANは全て1Hzにしたのでグラフの両端の幅が1Hz。

これは以前自分でOCXO化したTR5822のレファレンス(基準発振器)だが、初めてなのでどう評価したら良いかな。追加したDC-DCコンバータの電源ノイズ気になっていたが他に比べて綺麗なので、とりあえずこのまま置いておいて大丈夫だろう。

これはHP5334Bのレファレンス。TR5822と同じスケールで見ているが裾の広がりが気になる。精度向上のテクニックとして意識的に分散させる方法があることはHPのドキュメントで読んだように思うが、これがそうなのかは分からない。そう思うとこれはガウス分布かな?なんてことが気になってくる。

別の機械でこういうのもあって、不自然な非対称性は何か潜在的なトラブルかな。

 ここでアナライザ自身のレファレンスを見てみると、

さすがに綺麗だ。これが限界でこれ以上の測定は出来ないだろう。スパンをもっと狭められるので見てみたいが、これは後のお楽しみに残しておこう。

つぎにRb発振器はこうなった。少し非対称なのは電源が弱いのかな。少しいじる必要がありそうだ。

某社中古SGのレファレンスはこうなった。かなり酷い状態だ。これこそ電源に問題があるのかな。

 このように、今まで見えていなかったものが見えるようになって、今後の方向性が見えてきた。安く落とせたし、とっても良い買い物をした気分だ。




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