2015年9月30日水曜日

キンモクセイ、終わりました

夕闇に香る金木犀、最高ですね。
いつもは10月に入ってから香るのに、今年は9月中に終わりました。
春の桜と同様に毎年楽しみにしています。

中国原産で学名は orange osmanthus というらしいです。 英語名を調べてみましたが fragrant orange-colored olive という表記もありましたが説明的で本当にこれで通じるのかよくわかりません。元々西洋には無いんでしょうね。

2015年9月23日水曜日

LT-R6 for IC-R6 works on the Windows10 on a NetBook

LT-R6はWindows10上で動くのか? とくにRXTXライブラリーの互換性は大丈夫か? が気になって試してみた。

とはいっても、安定して動いているメインのマシン(Windows7)にWindows10を入れるなんて暴挙はできない。そこで Windows7 Starter の入っているlenovoのNetBook(S10-2)に目を付けた。これに入れてみよう。失敗しても実害は無いし。うまく行けばStarterの機能制限が緩和される。

S10-2は内蔵無線LANが1050Mbpsなので2GB以上ダウンロードできるのか?も心配だったけどとりあえず挑戦してみた。ダウンロードに3時間、インスト-ルに2時間半ほどかかったが無事Windows10がインストールできた。おまけにStarterでは機能制限で使えなかった壁紙も使える。

一方、顔認証でログインできたVerifaceが使えなくなった。これは痛い。 またExplorerがしゅっちゅうハングアップ(クラッシュ?)するが直ぐ再起動されるので我慢すればなんとかなる。


で肝心のLT-R6はCI-Vも含めて何事も無かったようにあっさりと動いた。

2015年9月17日木曜日

ヘタレなADVANTESTの押ボタンスイッチを修理(その2)

前回修理に使った中古タクトスイッチ、型番を調べるとALPSで現役のSKHHANA010なんだけど(関係は判らないけどオムロンからもB3F-1070として売ってますね)、アース端子付きのSKHHPNA010が何と秋月で1個10円で売っている!! 自分用に修理できれば良いのでこれは使えるぞ、ということで早速買ってきた。

 高さが9.5mmのタイプでアース端子は不要なのでカットして使う。そのままだと足の間隔が合わないので対角線上の2端子を使い、45度回転した状態で取り付ける。使わない2端子は内側に折り曲げる。これは(安定は少し悪くなるが)高さを稼ぐ意味もある。TR2114ではスイッチの下の基板面にパターンが無いのこれででショートする心配も無い。

対角線上の2端子を広げ気味にすると元のスイッチ穴に合わせることが出来る。足の長さが少なく基板の裏側には出ないので基板の表側からハンダ付けするのがコツ。また表側でハンダ付けすると位置や角度を調整しやすい。というのはこのスイッチは押すだけでなくロッドを傾けてもONになるので、ロッドが斜めにならないようボタンがパネルの穴の真ん中に来るよう取付に調整が必要になる場合もある。
 前回TR2114のパネルをここまでやったが、今回は残り全部を交換して
こうなった。ロッドの高さがオリジナルのスイッチより数mm短いが、ボタン(キートップ?)の穴が小さくロッドがボタンの奥まで入らないのでこれで大丈夫だった。ボタンはロッドをラジオペンチで挟んで回転を止め手でねじ込むようにするとうまく行く。
出来上がりはこんな感じ。キートップの高さを合わせるには少し忍耐が必要で時間がかかりそうだが、このままでも機能的に問題無いので若干デコボコだがそのままにしている。

TR2114でうまく行ったので、調子に乗ってスイッチが ヘタってたカウンタ(TR5821)にも挑戦した。
 こうなっていたのを、
 こうしました。出来上がりは、
こんな感じで、カチカチと小気味よく押せる。
なお、TR5821ではスイッチの下の基板面に配線パターンがあるので、ショート防止に絶縁物を挟む必要がある。私は曲げた足に細い熱収縮チューブを被せた。

導電ゴムのスイッチをタクトスイッチに替えた事でチャタリングが心配だったが、これら2台では特に問題は無いようだ。今度は自分のTR5822に挑戦しよう(まだヘタってません)

転売を考えないならこれで十分。ADVANTESTの中古は怖くなくなったのでオークションにも力が入りそう。

2015年9月14日月曜日

サブナノ秒の簡単パルスジェネレータに挑戦(その3)

その後・・・

このパルスジェネレータは2つの部分から構成されている。
1)電子雪崩を起こさせるために高圧発生部
2)電子雪崩によりパルスを発生させる部分

電子雪崩を起こしパルスを発生させる回路は簡単だ。トランジスタには手持ちの2SC321(Icbo=30V)を使ったが、古いうえに手持ちに余裕が無いので、試しにもう少し入手しやすい2SC1216(Icbo=40V)を使ってみた。しかしうまく行かない。色々やってみると90Vでは足りず最低110V位の電圧が必要な事が判った(Icboの3倍の電圧が必要らしい)。一方最初に作った回路は90V位しか出せない。 そこで秋月で少し部品を買い込み少し調べてみた。

途中経過は省くが、コイルとダイオードの選択が重要な事が判った。やはりコイルはQの大きな物を選ばないと損失が増えるばかりで電圧は上がらない。DC-DCコンバータ用らしき表面実装タイプの220uHが成績が良かった(後で調べると飽和しやすいトロイダルコアはこういう目的には不向きとの事)。またダイオードのリカバリタイムも重要である。一般整流用ダイオードよりファーストリカバリダイオード(整流用)の方が良かったが、それよりスイッチング用ダイオードの方が遙かに良かった。
こんな回路にしたら、電源が4V位あればちゃんと働くし、消費電力も150mW程度で済む(ちなみに前の回路では5V必要で300mWくらい消費した)。
500MHzのオシロで見た波形はこんな感じ(1GHzまで見えるのが欲しい)。
スイッチングレギュレータ用ICもLT1172を試してみたが電圧が上がらず、TL497Aの方が成績が良かった。次はJim Williams に敬意を表してLT1073もテストしてみたい。うまく行けば単三電池1本で動くハズ。

上の回路はまだバラック状態なので、箱に入れたら写真を掲載します。



2015年9月8日火曜日

ヘタレなADVANTESTの押ボタンスイッチを修理(その1)

仕事で使っているデジタル温度計(ADVANTEST TR2114)の前面パネルの押しボタンSWの大部分がヘタレて使えない。

ネットの情報によると、この年代のADVANTESTの押ボタンSWはヘタレで、あちこちで故障しているが製造中止で入手不可。

たまたま、修理した半田吸い取り器(HAKKO ACE707)のテストに使ったジャンク基板に付いていたスイッチが似たような大きさなので、これが使えないかと試すと、足の本数と間隔が合わない。

しかしこれを45度回転させ、4本足の対角の2本を使うと何とかなりそう。

 でこんな形で取付けました(とりあえず付けられる事を試した状態)。右がオリジナルの故障品、左が新しく取り付けたスイッチ。
ボタンが斜めになっているように見えるけど、パネルを取り付けるとちゃんと正しい位置に納まります。ストロークはオリジナルより短いけど問題無い。

ジャンク基板から取り外したスイッチ5個を普段使うボタンと交換してメデタシメデタシ。

ネットで調べると、このスイッチはAlpsで今も作っているみたい。
来週でも全部のスイッチを交換しよう。

(その2へ続く)




2015年9月3日木曜日

ガラクタ箱から(謎のIC)(その2)

その後、データシートを発掘しました。

1970年にはカタログがあったみたいです。
中身は 何と12V!!で働くデジタルICです(最大定格は20V)。

回路構成はRTLです(RTLはその後⇒DTL⇒TTL⇒C-MOSと発展した)。

LB1221: Dual T-Flip Flop with Clear (40KHz)
LB1291: Single Schmitt Trigger

だそうです。

たぶん当時あった、表示にニキシー管を使った電卓用ICなんでしょうねぇ。

今更使い道無いな~。