2015年9月17日木曜日

ヘタレなADVANTESTの押ボタンスイッチを修理(その2)

前回修理に使った中古タクトスイッチ、型番を調べるとALPSで現役のSKHHANA010なんだけど(関係は判らないけどオムロンからもB3F-1070として売ってますね)、アース端子付きのSKHHPNA010が何と秋月で1個10円で売っている!! 自分用に修理できれば良いのでこれは使えるぞ、ということで早速買ってきた。

 高さが9.5mmのタイプでアース端子は不要なのでカットして使う。そのままだと足の間隔が合わないので対角線上の2端子を使い、45度回転した状態で取り付ける。使わない2端子は内側に折り曲げる。これは(安定は少し悪くなるが)高さを稼ぐ意味もある。TR2114ではスイッチの下の基板面にパターンが無いのこれででショートする心配も無い。

対角線上の2端子を広げ気味にすると元のスイッチ穴に合わせることが出来る。足の長さが少なく基板の裏側には出ないので基板の表側からハンダ付けするのがコツ。また表側でハンダ付けすると位置や角度を調整しやすい。というのはこのスイッチは押すだけでなくロッドを傾けてもONになるので、ロッドが斜めにならないようボタンがパネルの穴の真ん中に来るよう取付に調整が必要になる場合もある。
 前回TR2114のパネルをここまでやったが、今回は残り全部を交換して
こうなった。ロッドの高さがオリジナルのスイッチより数mm短いが、ボタン(キートップ?)の穴が小さくロッドがボタンの奥まで入らないのでこれで大丈夫だった。ボタンはロッドをラジオペンチで挟んで回転を止め手でねじ込むようにするとうまく行く。
出来上がりはこんな感じ。キートップの高さを合わせるには少し忍耐が必要で時間がかかりそうだが、このままでも機能的に問題無いので若干デコボコだがそのままにしている。

TR2114でうまく行ったので、調子に乗ってスイッチが ヘタってたカウンタ(TR5821)にも挑戦した。
 こうなっていたのを、
 こうしました。出来上がりは、
こんな感じで、カチカチと小気味よく押せる。
なお、TR5821ではスイッチの下の基板面に配線パターンがあるので、ショート防止に絶縁物を挟む必要がある。私は曲げた足に細い熱収縮チューブを被せた。

導電ゴムのスイッチをタクトスイッチに替えた事でチャタリングが心配だったが、これら2台では特に問題は無いようだ。今度は自分のTR5822に挑戦しよう(まだヘタってません)

転売を考えないならこれで十分。ADVANTESTの中古は怖くなくなったのでオークションにも力が入りそう。

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