HPのカウンタが何故小数点以下2~3桁の周波数を短時間に計れるのかを調べている。本来なら小数点以下2桁を計るには100秒必要な筈だが、それじゃぁ使い物にならない。どうして魔法みたいな事が出来るのか?を調べてみてアプリケーションノート200(AN200)に行き着いた。
HPの基本的なやり方は周波数をカウントする訳では無くて周期を計って周波数を逆算している。そこに幾つかのテクニックを使っているがそのキモは Interpolator である。
Interpolation には Analog Interpolator とDual Verniar Method の2種類ある。前者は時定数の違う2つの積分回路を使って時間間隔を1000倍に伸ばし、その時間をカウントしている。後者はPLLを使って作成した高速クロックを使って周期をカウントしている。
5384Aのマニュアルを見ると、トランジスター5個とOPアンプ1個だけの巧妙な回路でAnalog Interpolatorを構成し時間を200倍に延ばしている。
ここまで調べると、HPがやっている Interpolator は Advantest の TR5835 のExpanderでやっている事と同じではないかと感じる。ただExpanderはOPアンプ6個を含むもっと教科書的な回路ではあるが。
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