IC-R6クローニングケーブルの自作については、次のURLに書いているが、
ICOM IC-R6用クローニングケーブル(USBタイプ)自作
最初、回路図のダイオードD1にはジャンクの基板から外した1S1588と思われるシリコンダイオードを使っていた。今年のハムフェアでショットキーダイオードを入手したので、 順方向電圧降下の影響がどれほどか試してみた。
使ったのはROHMのRB441Q-40という10個120円で手に入れたこんなダイオード。
次の波形はX軸が10ms/DIV、Y軸は2V/DIVで観測。中程の一点鎖線はオシロのトリガーレベルを表している。左のパルス列(Inquiry)が自作クローニングケーブルの送信データ、右のパルス列(Response)がIC-R6からの応答。問い合わせ終了から12ms位で応答を返し始めている。また1回の問い合わせ~回答全体は30msかかっている。
このシリコンダイオードを使ったときの波形を見ると送信データの0レベルがシリコンダイオードの順方向電圧降下分の0.7V位浮いており、その分閾値(1.3V)までのノイズマージンが半分程度に下がっている。
一方D1をショットキーダイオードに変えるとこうなり、0レベルが順方向電圧降下の0.2V以下に下がっており、1V程度のマージンが確保されていることがわかる。
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