2018年6月29日金曜日

ゾンビのような OneDrive

 子供が1年ほど前に買ったノートPCがトラブったと持ってきた。

 起動するとSkypeやらOffice365やら幾つかのプログラムがインストール(起動)されているが不完全なまま放り出してある。Office365は金払えと言っているので調べてみると買取契約ではなく年額での支払いが必要なんだ。最初の1年間は無料なのがあざとい。資産が貯まってきた頃に人質にとる、あくどいお試し商法だ。今ではOSに組み込まれているZIP解凍機能まで有料化して使えなくなっているのには驚いた。多分ほとんどの人は騙されるだろうなぁ。携帯の4年契約と同じだ。そのほか使うことも無いソフトが山のようにバンドルされている。このエネルギーや経費は別の方向に使うべきだろう。外国メーカのようにBIOSレベルでの自己診断機能はぜひ備えておいて欲しい。

 で、OSのバージョンを見たらAnniversally Update(1607)で、すでにサポートが切れているのでとりあえず最新のApril2018 Update(1803)まで前に書いた手法で更新した。Core i7なのに1つの更新プログラムのインストールに数時間かかり、それが数回あって初めて1803になる。この作業に12時間くらいかかったかな。
 毎月の定例更新で1GB以上降ってくるうえに半年毎の更新では数GB、おまけにやたら時間がかかる。子供のポータブルWiFiでは無理だったかな。MSはどこまでユーザに負担を強いるんだろう。10分程度なら我慢できるが、何やっているか分からないまま延々と何時間も待たされる。電源管理をデフォルトのままにしているノートPCだとインストール中にスリープモードに入って再起不能に陥る可能性もある。外に持ち出すこともできない。言っている事とやっている事が真逆のように思う、というか個人は相手にしていないのか。夜間にインストールする手もあるが省エネに反するしね。

 で、ふと気になったのがOneDriveである。自分のPCはXPから更新を続けたものなのでドキュメント環境はXPのままWin10になっている。OneDrive等のネットストレージは自分の汗と苦労をMSに人質にとられそうなのでWin10のインストールと同時に削除し、どんなものかも理解していない。

 OneDriveが入ったPCでややこしいのは「ドキュメント」フォルダが2つあること。1つはお決まりの、「C:\ユーザ\<UID>\ドキュメント¥」であるが、OneDriveがインストールされていると 「C:\ユーザ\<UID>\OneDrive\ドキュメント¥」が出来て、こちらがデフォルトになるとともにミラーリングの対象とされるのだろう。
  実際に子供のWin10 Homeを使ってみると、ファイルはデフォルトでOneDriveに保存するように仕組まれている。つまり「PC\ドキュメント¥」の実体はOneDriveの方になっているのである。でも「C:\ユーザ\<UID>\ドキュメント¥」も表示されている。

 不要なのでOneDriveを停止し、アンインストールした。

 するとエクスプローラでの見え方が変わった。「PC\ドキュメント¥」はOneDriveの方になったままである。一方「OneDrive」や「C:\ユーザ\<UID>\ドキュメント¥」はエクスプローラの木表示から消えてしまって「C:\」から見ていかないと辿り着けず実用に耐えない。結局、もっと徹底的にやらないと「C:\ユーザ\<UID>\OneDrive\ドキュメント¥」から抜け出せないことが分かった。
 MSも遅ればせながらMac OSXみたいな仮想化のカラクリを組み込んだんだなぁ、と感じるが、数GBある月例インストーラの重さは如何ともし難い。
 
 ネットワーク共有もデフォルトで有効になっているのも気に入らない。即OFFにした。

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