2年ほど前に置物のジャック・オ・ランタンにLEDランプを仕込んだ。
今回、このLEDをキャンドル化した。手法は前回のソーラーライトのキャンドル化と同じである。回路図は次の通り。白丸より左は従来のソーラーライトの基板をそのまま流用して作成している。白丸より右をユニバーサル基板に組み込んでジャック・オ・ランタンの中に仕込んだ。
L1を330μHから68μHに替えたことで消費電流が13mAから55mA程度に増加した。
ここまで出来たので、改めて秋月で入手可能な部品を使って全てを新しく組み立ててみた。
IC1にはCL0116を使った。YX805Fとはピンコンパチブルであるが昼夜の識別レベルが少し異なるようである。
キャンドル駆動ICはOSCDIC6441とは別にCDT3460というICのも売っていて互いにピンコンパチブルであるが、これらで駆動したLEDの光り方を比べたところCDT3460は揺らぎが単調なのでOSCDIC6441を採用した。CDT3460が無風状態の仏壇の蝋燭、OSCDIC6441が風の中の蝋燭といった雰囲気である。次の動画で左がCDT3460、右がOSCDIC6441の明滅である(左のLEDは3mm黄色、右は5mm蝋燭色)。
また手持ちの赤色LEDでは暗かったので、高輝度で指向性の緩い(半値幅が広い)LED(OS5RPM5B61A)に交換した。
L1についてはLEDの種類や夜間の周囲の明るさ、電池の持ちを加味して4つの値(47μH,100μH,220μH,330μH)から選べるようにした。これらを試したところ220μHより小さくしても消費電流が増えるだけでLEDはあまり明るくならないので、現状では220μHが良いようである。ちなみにこの時の点灯時の消費電流は15.5mAであった。消費電流の増加を見込んで太陽電池に少し大きなものを使い、NiMH電池は単3にした。
これを玄関に置いてみたが照明に負けない明るさがある。
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