サーボモータに与えている制御信号を測定してみると、周期が1%ほど短い。また一定している筈の制御パルスの幅にも若干の揺らぎが見られる。これらの原因を考えると、周期の元となっているLFINTOSCの周波数が若干ずれている事と、LFINTOSCとパルス幅を決める元となっているFosc/4(=HFINTOSC/8)の周波数の間に一種の唸り(エイリアシング)が発生して揺らぎが発生しているようだ。
このPICではLFINTOSCの周波数は固定で補正できないが、HFINTOSCのそれは±1%以上補正できるので LFINTOSCの使用を止め、ソースをHFINTOSCに一本化する事で唸りを防ぐ事とした。幸いFosc/4の2MHzから100Hzを取り出す事はこれまで通りTMR0で分周する事で可能だ。結局、次の回路に落ち着いた。また周波数の補正パラメータの値(OSCTUNE)はPIC内部のEEPROMに書き込み保存されるようにした。
これで、この回路を1つの周波数源で駆動する事となり、動作が安定するだろう。また周波数を補正する事でパルス周期をほぼ20msに追い込むことが出来たが発信器には温度特性(次図)もあるのでどこかで妥協が必要である。
電圧依存性は少ないようである。
サーボ・コントローラについては一先ずこれで終わりたい。(続く)
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