2025年2月25日火曜日

モニタースピーカ(MS101 II)の修理

 小型の外部スピーカが必要になったのでアンプ内蔵のスピーカをヤフオクやメルカリで検索するとヤマハのMS101シリーズの出品が多く、人気商品のようだ。新品の市場価格は\20K前後するようであるが、\2K以下で欲しい。そこで格安の物を探すとジャンク扱いの故障品が時々出品される。目標を定め値下げ交渉+初回限定クーポンを利用して\1Kで入手した。

受け取ってテストすると、電源ランプは点灯するが音は全く出ない。耳を近づけても何にも音がしない。何が死んでるんだ?電源?スピーカ?とYouTubeの修理動画を参考に分解し、スピーカーの抵抗を測ると導通は無く、ボイスコイルが切れているようだ。代わりに手持ちのスピーカを接続すると音はちゃんと出る。

YouTubeで見つけた修理動画もボイスコイルが切れていた。このタイプの持病なんだろうか。アンプの出力にスピーカーが負けているのだろう。音楽のモニターだと目一杯ボリュームを上げて鳴らし続ける事もありそうだし負荷は高そうだ。

とりあえずスピーカーの交換が必要だ。 外形的には秋月で売ってる10cmのスピーカがぴったりだった。コーンの形もそっくりだ。だた、オリジナルのスピーカ(JA1061)のインピーダンスが4Ωなのに対し秋月のは8Ωだ。これが音にどういう影響を与えるかは分からない。単純に考えて音量が半分になるのか。音のヤマハだから4Ωに最適化した設計になっていると思うので8Ωだと特性が変わるはず。しかし私の目的には全く影響はないが。

改めてオークションを覗くと、電源が入る事は確認したが動作は未確認という商品説明の安目の出品が多い。きっとこのタイプの故障をしているのだろうと推測する。

調子に乗って捨て値で出品されていたヤマハのKS10というモニタースピーカ(キーボードスピーカト言うらしい)にも手を出した。

こちらは動作品ということで、音を出してみると確かに音は出るが、少しこもった感じの音で、あまり好きになれない。構造はMS101がバスレフ型なのに対しKS10は密閉型であり、KS10は低音が弱いはずだが逆に高音が伸びてないのが気になる。発売から40年ほど経過しているのでへたりが出ているのかもしれない。中を開けてみると電解コンデンサが10個ほど使われているので交換してみよう。

 


 

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