知人より、古いレコードプレーヤをオーディオアンプに繋ぎたいという相談が来た。オーディオアンプにはフォノ端子が付いていなくてLine入力に入れてボリュームを最大にしても小さな音しか出ないそうだ。音質に拘りは無く普通に音が出れば良いようだ。
レコードプレーヤをフォノ端子の無いオーディオアンプに繋ぐためにはRIAA特性を補正できるフォノイコライザーを入れる必要がある。中華製の安いフォノイコライザーを売っているサイトもあるが特性的に怪しく評価が低いそうだ。プレーヤの内部に組み込めるようなものを作って欲しいとの事なのでネットで回路を拾って基板を起こしてみた。
参考にした回路は次のWEBページだ。RIAA特性を構成するには中途半端な値の部品を使う場合が多いが次のWEBページでは出来るだけ普通の系列の値に合わせてある。OPアンプやコンデンサには秋月で買える範囲で評判の良い部品を使うつもりだ。OPアンプにはMUSESシリーズが評判が良いようだが値段が張る。代わりに手頃な価格のNL8902ANを使う事とした。部品代を見積もってみたが電源込みで2千円を超える。それに今回からPCB製造料や送料が約2倍に跳ね上がっていた。
RIAAイコライザーは入力電圧が数mV程度であるうえに低音のゲインが60dB近くありハムノイズを拾い易い。FET入力でインピーダンスの高いOPアンプを使うのでなおさらだ。以前、オシロスコープのプローブを解放した状態で室内蛍光灯下に置いたら数mVのノイズが観測できた事がある。室内のノイズは思いのほか大きいようだ。
これまでの制作した基板はデジタル系が主で殆どノイズを気にする必要は無かったが、今回初めてアナログ系の基板を設計した。今回設計したアナログ系はデジタル系と違って配線が短く簡単だった。配線を考える上ではGNDを分離するなどノイズにも気を使ったつもりだが結果は出来上がった基板を組み立てて音を出してみるまで分からない。いや、我が家にはレコードプレーヤは無いので誰かに評価してもらうか測定器で測る事しか出来ないが、結果はどうだろうか。

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