2023年9月17日日曜日

第二種電気工事士に挑戦(その2)学科試験

学科試験は筆記を選んだ。最初は日程に自由度のあるCBTを考えたが(1)CBTは筆記より早い時期に行われるため勉強の時間が取れないのと、(2)過去問をA4サイズに印刷すると小さい字が潰れてみ辛い場合があり、もし本番画面上での屋内配線図の解像度が悪く字が細かいと老眼の私に不利なので、眼鏡で何とかなりそうな紙(筆記)を選んだ。

オークションで昨年用の問題集を安く入手した。どうせすぐ不要になる本なので中古で十分である。届いてみると多少の書き込みがあったが気にしない。自分のペースで過去10年分を解いたら傾向とともに自分に足りない知識が何なのか、強化すべき知識が何なのかが分かった。さらに電気技術者試験センターから2022年の試験問題と解答を入手して解いたが、ほぼ過去問の繰り返しだ。

 
問題を解いているうちに配線器具類の名前と記号、ケーブルの名前と特性、ブレーカの許容電流と設置場所、モータを含んだ回路の許容電流の決め方、漏電ブレーカの省略、工事に必要な知識など強化すべき分野が分かった。それとともに同じような問題が繰り返し登場するので、やっているうちに知らなかった知識が身に付いた。

筆記試験は全部で50問出題されるが、回路理論、配線の許容電流やブレーカ、工具に関する知識、電動機、配線材料、リングスリーブの使い方、施工場所と工事の種類、接地、検査、故障診断、法令関係で30問、残り20問が配線図と実物の写真を見ながらの実務的な問題である。

ここ数年の問題の傾向として複合的な問題が出てきている。従来であれば2つの問題であったものが1つの問題に纏められていて、答えの組み合わせとして正しいものを選べ、といった問題である。例えば2021年度上期午前の第19問がこれに当たる。 


 試験会場は家から2時間近くかかる某大学が指定された。受験者は若い人が多い。会場で試験室案内を見ると700名程度の受験者は18室に分けられている。試験は午前・午後と2回あるから倍の受験生がいるのかな。私は午後の部であった。

問題は50問、試験時間は2時間、マークシート方式である。配られた問題用紙は想像したより大きいB4サイズであり、屋内配線図はくっきりと印刷され老眼の私でも全く問題無かった。

回答は淡々と1時間半ほどで終わり、退室した。試験開始後一定時間を過ぎると退室できる。問題用紙は持ち帰って良いので後の自己採点が容易だ。

試験後、自信のない1問を除いて全問正解だと思ったが、後に公開された回答で答え合わせすると3問間違っていて、自己採点で94点であった。じっくり取り組めば100点だったが筈だが早とちり等で当然正解できた問題をミスり、満点とはならなかった。

なお今回の学科の合格率は60%だったそうだ。

(続く)


 

 

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